プロのつぶやき

    週間コーヒーコラム280

カンブライアさん

カンブライア氏とのミーティング

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はじめての出会いが2001年のマイアミSCAA大会でしたから、もう4年のおつきあいになります。さかもとこーひーで一番有名な農園『サマンバイア農園』のカンブライア氏と昨日3/12(土)八丁堀のめいぷるさんで、仲間9人と一緒にミーティングをしてきました。

2001年のブラジル・カップオブエクセレンスでサマンバイア農園を仲間と一緒に落札してから、毎年の買い付け、日本、アメリカ、ブラジルでの交流と一番理想的な関係作りが進んでいます。

今回は、まず桜餅とどら焼きを買ってきてお茶菓子に・・・みんなが持ち寄ったサマンバイア農園を飲みながら、世間話をしながら・・・だんだん真剣なテーマに移っていきました。

農園のエリア毎に名前を付けて、肥料のこと、開花時期や花や樹の状態から実が成って熟していく状態、精製、乾燥、保存と細かくロット毎に分けて管理していること。スタッフの教育や福利厚生を大切にしていること。

特に印象的だったのは、収穫時の熟し具合がとっても大切で、どのタイミングで摘むとどうなるかカッピングで検証していることや、ゆっくり熟して行くように色々とチャレンジしていること、自然環境を保全するために森や水資源を大切にしていること・・・等です。

カンブライア氏が農園で何を考え、何を進めているのかを我々に伝えると同時に、サマンバイア農園コーヒーを焙煎しお客様に届けている我々が何を求めているのか、お客様の声はどうなのか等を熱心にヒアリングしてくれます。僕はほとんどサマンバイア農園コーヒーばっかり飲んでいるある常連さんの声を伝えました。それは『サマンバイア農園コーヒーは飲めば飲む程安定した美味しさを感じる。期待を裏切られることが無い。しかも年々魅力が増しているように感じる。』といった内容でした。このことは僕も感じていますし、カンブライア氏から農園全体の取り組みを伺ってなるほどと実感しています。農園主の明確な方針や目的、目標があって、それを実現するためのスタッフとミーティングを密にして、教育トレーニング、待遇改善・・・チームとしてのレベルの高さが伝わってきます。

カフェプレスで淹れた後には、エスプレッソで色々と検証したりしました。サマンバイア農園のナチュラルやパルプトナチュラルでブレンドしたり、それぞれ単品で淹れたり・・・とっても刺激的な体験で、新しいヒントをいくつか頂きました。
さかもとこーひーでは、ちょうどサマンバイア・ナチュラルを使ったエスプレッソブレンドを発売したばかりですから、とってもラッキーな勉強になりました。カンブライア氏と我々が同じカップを飲みながら、味や香りについて話し合い、評価を確認することがとっても大切ですね。

気がつくと、お昼も取らずに2時を過ぎていて、場所をお寿司屋さんに変えて、和やかな笑いが絶えない美味しい食事を頂けました。いつもいつも、彼のコーヒーに対する、正に【種からカップまで】手抜きの無いパッションに感動します。

では、また・・・。

 

【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】

《コーヒーはフルーツだ!》

2005年3月13日 坂本・丁寧な暮らし・孝文

 

 
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