カンブライア氏交流会
《名人のサマンバイア農園》はこちらです 。
突然決まったことなので、メルマガでしかお知らせできませんでした。3/7(日)に我らがサマンバイア農園のカンブライア氏と味方塾メンバーのお客様との交流会を八丁堀のめいぷるさんで行いました。カンブライアさんたっての希望です。ブラジルのスペシャルティコーヒー生産者として・・・我々実際に焙煎して販売している者とは毎年コミニケーションを繰り返してきましたが・・・今回はさらにスペシャルティコーヒーを日常楽しんでいるお客様達に会ってコミニケーションとりたいとのことでした。まさに【種からカップまで】への道作りですね。
味方塾メンバーのお客様達が20数名も集まってくださりました。最初はパワーポイントを使ってのプレゼンテーションです・・・ブラジルの産地別の特徴、精選処理の違いによる特徴、サマンバイア農園の説明と続きました。
ご存じのようにブラジルはとっても広いので、乾燥したサバンナ気候と山岳地帯の湿気が多い気候では全く違った産地になります。精選処理も、パルプトナチュラル、ナチュラル、ウオッシュ等でキャラクターに違いがでます。サマンバイア農園の精選処理の違うコーヒーを実際に召し上がって頂きました。内容がプロ向けと云えるほど専門的な部分もありましたが、質問も活発に出て、時間もオーバーしてとっても有意義な会だったと思います。最初の自己紹介の時に「生産者であるカンブライアさんとお客様、そして我々焙煎販売しているメンバーがこのような交流をできる今日は特別な一日になると思います」と僕は云いました。このような機会を今後増やしていきたいと改めて思ってます。
その後は、カンブライアさんと我々のプロ同士の交流会、そして食事会へと進みました。各店での、サマンバイア農園の反応、売れ切れの具合、これからの要望等々熱心に質問されました。
「さかもとこーひーでは、サマンバイアが一番有名なシングルオリジン(単品)コーヒーです」「去年は3〜4ヶ月で売り切れてしまいました、今年はその倍購入しました」「さかもとこーひーとしては1年中サマンバイアを用意したい」「サマンバイアは、はじめてのお客様に『何か美味しいコーヒーお願いします』と聞かれた時に、自信を持って、安心してお勧めできるコーヒーです」「その上、常連さん超常連さんのリピートも多く、マイアミでの出会いからCOE落札、直輸入、農園訪問と常にインフォメーションしているし、とっても親しまれています」そんなことを伝えました。
もうすぐ販売できる今年のサマンバイア農園は、いつもの「パルプトナチュラル式(皮と実を向いて乾燥する)」に「ナチュラル式(実のまま乾燥する)」が加わりました。さらに来年は新しいラインナップが増えそうです。僕は《名人サマンバイア農園》と勝手に云ってますが、カンブライアさんだけでなく、スタッフ全体が進化しているお話しを聞けました。いくつもの家族の生活がかかっていますからその責任感の強さも伝わってきました。なんか農園全体が良いチームだなぁ〜!なんて感じました。とりわけ印象的だった言葉があります。あるメンバーが「カンブライアさんにとっての理想的なエスプレッソブレンドはなんですか?」と聞いたら・・・しばらく黙り・・・「理想のエスプレッソブレンドは無いんだ」「貴方の理想的なエスプレッソでは無く、貴方のお客さんの理想的なエスプレッソを目指して欲しい」もっと、エスプレッソに対する詳しい見解もうかがえましたが、僕が普段大切にしている《味作りはお客様との共同作業》と全く同じことを云っていて、益々共感を深めました。勿論、プロである僕がリードしていくのですが・・・お客様の反応が無ければ人気コーヒー定番コーヒーには育ちません、常連さんが全くいない状態で、今から同じメニュー味作りで新開店スタートしても決して上手くいかないでしょう。今のさかもとこーひーは時間をかけてお客様と一緒に作ってきたからだと思ってます。
最後にカンブライアさんが「私は日本に来て、みなさんのお客さんと会い、コミニケーションして、確認しました」「今度はサマンバイア農園にみなさんが来て、サマンバイア農園の去年とは違ったところを見てください」そう云いました。上手くいけば6月頃に今年もブラジルへ行けそうです。和食フレンチイタリアン蕎麦等々希望する素材を求めて、産地を訪ねますよね・・・全く同じことを出来そうで嬉しいです、ブラジルはちょっと遠いですけどね。
では、また・・・来週。
《ニコニコほのぼのワクワクな、
《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》
2004年3月14日 坂本・サマンバイア・孝文
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