ナチュラルの可能性
「サマンバイア・ナチュラル」はこちらです。
名人サマンバイア農園・ナチュラル式製法の『サマンバイア・ナチュラル』を発売して約ひと月・・・とっても高い評価を頂いています。「甘み、ボディの豊かさ」と「酸味の穏やかさ」を気に入ってくださった方、いつものコーヒーにサマンバイア・ナチュラルをブレンドして「マイ・エスプレッソブレンド」にしている方等々みなさんサマンバイア・ナチュラルの良さをしっかり楽しんでいるようです。
特に家庭でエスプレッソを淹れている方は、サマンバイア・ナチュラル単品だったり、ブレンドしたりでドリップとは全く違った印象にみなさん驚かれています。で、何人かの方は、エスプレッソで淹れて、お湯で薄めたカフェ・アメリカーノの美味しさをメールしてくれました。多分スペシャルティコーヒーの楽しみ方の頂点のひとつでしょうね。
え〜、それで、最近のブラジルでは、ひとつの農園で色々な品種を植えるケースが増えているようです。限られた人数で、より理想的な熟度の豆を適切なタイミングで収穫する為には、熟した収穫時期がある程度ずれたほうが作業しやすいですし、クオリティアップにも役立つようです。これは、日本の果物農家でも(りんご、みかん等々)色々な品種を植えて、順番に収穫するようにしている話しを本で読んだことがあります、同じことですね。
・収穫時期
1.イエローブルボン、イエローカツアイ(4月5月)早
2.ムンドノーボ、アカイア(5月6月)中
3.カトゥアイ(6月7月)遅
このようなパターンがあるようです。イエローカツアイは熟度が色で分かりづらかったのですがパルパーによって選別するようになり、熟度を揃えることができるようになり品質向上に繋がったようです。
ナチュラル式は、果肉がついたまま乾燥しますから・・・乾燥工程が気になりますね。天日干し・サンドライが理想的に感じます。なんか機械乾燥では効率優先で最高の品質にはならないのでは?なんて思います。でも、サンドライは天候の影響を受けやすいのも理解できますので・・・お天気次第では、どこまでクオリティアップに繋がるのか・・・これまた疑問がでてきますね。
乾燥工程のポイントは、水分を60%から20%に乾かす時に高温にしないことだと聞きました。効率優先の機械乾燥が嫌われたのはその辺に影響があるからでしょうか。その温度は42℃を越えないことだと聞きました。サンドライだとその位の温度以内で乾燥できそうですね。去年ブラジルへ行ったときに、パティオの温度を超えない温度で仕上げの機械乾燥をするというようなお話しも聞きました。
風通しの良いネット干しなら高温を防げるし、ネットの上に雨よけがあると雨が降ってきたらカバーをすれば良いのでかなり安定してクオリティアップできそうです。でも量は作れなさそうですね、選別に手間がかかるし、ネット干しもそんなには広くないでしょうしね。
あと、ナチュラル式は熟度を上げるために収穫時期が遅くなり・・・更に、乾燥にも時間がかかり・・・木製倉庫で休ませるのに3〜6ヶ月もかかるそうです。そのような事情もあって、ブラジルのカップオブエクセレンスにはナチュラル式が間に合わないので、パルプトナチュラルメインになっているようです。そこで、行われたのが【ブラジル・レイト・ハーベスト・コンペティション】です。
ナチュラルコーヒーは完全に自然のサイクルの一部であることが特徴ですね。植物なら皆そうですが・・・大地にまかれた種が、空気と水と太陽のエネルギーを受けてその命を育み・・・そうして育った植物の熟度のピークにある果実を収穫して、丁寧に乾燥する・・・ほんと、自然のサイクルの一部を味わうことになります。
そんな【レイト・ハーベスト・コンペティション】の一位コーヒーがもうすぐ届くようです。さかもとこーひーには、60kgが3袋ありますので、ゆっくりたっぷりとお楽しみ頂けると思います。ご期待ください。
では、また・・・。
【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】
《ニコニコほのぼのワクワクな、
《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》 2004年6月5日 坂本・ナチュラル・孝文
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