シカゴ・アトランタ珈琲の旅

2001年マイアミに行ってから、丸3年4回目のＳＣＡＡコンフェレンスになりました。マイアミ、アナハイム、ボストンそして今年のアトランタ。目的のひとつは産地の方や欧米のスペシャルティコーヒー関係者とのコミニケーション、もうひとつがアメリカのトップスペシャルティコーヒー店を訪れること。

今年は、まずシカゴの【IntelligentsiA】を訪ねました。昨年の11月に東京でお会いしたインテリジェンシアのGeoffさんのお店です。（プロのつぶやき212）創業してまだ10年にならないのにハイエンドスペシャルティコーヒー店としてぐんぐん名声を高めているんです。本店支店とまわり、今日のコーヒー、エスプレッソ、カプチーノと飲んで、コーヒーはひとつふたつ・・・9種類しっかり買ってきました。

帰国してから毎日焙煎発送に追われているので、まだきちんとカッピングはできていませんが、毎朝毎昼毎晩ちゃんとカフェプレスで淹れて飲んでます。2001年のピーツコーヒー＆ティーを訪れた時の絶望感（素材も焙煎もカッピングも手にしていませんでした）・・・2002年ロスガトスでの素晴らしいコーヒーとカフェで勇気づけられ・・・2003年コパカフェでその洗練の可能性に目を見張り・・・今年のインテリジェンシアでは、共感ヒント目標励み興奮とたくさんのエネルギーをもらってきました。

そのうえ、アトランタの会場でエスプレッソマシーンで有名な《LA'MAZOCCO》のブースでは、その『インテリジェンシア』と『コパカフェ』さらに『カウンター・カルチャーコーヒー』のエスプレッソを偶然比較しながら試飲できました。その直前に『カウンター・カルチャーコーヒー』のブースでエチオピアイルガチェフェとインドネシア、コロンビアのカッピングをできたばかりでした。その3つとも素晴らしいコーヒーでしたが、とりわけイルガチェフェの素材の凄さ焙煎の見事さに感動したばかりでしたから・・・この3店の（僕が勝手に感じていることですが、多分今スペシャルティコーヒーをリードしている数店のお店のうちの3店なんじゃないかと・・・）豆を使ったエスプレッソを同時に試飲できたことは僕の宝になると思います。あまりにも多くのことがコーヒーを通して伝わってきました。

そんなこんなで、非常に貴重な体験ができたのですが・・・明日も休み返上で早朝から焙煎をしますので、今日はひとまずの報告だけで失礼します。他には、数年後への布石となりそうなプライベートなパーティやミーティングがいくつかありました。その辺はまだオフレコですのでご了承ください。

来週から徐々に《インテリジェンシア》や《LA'MAZOCCO》のブースで感じたこと等詳しくレポートしたいと思います。今回帰りの飛行機で振り返ったことは・・・スペシャルティコーヒーは成長から成熟に向かっているなぁ〜ってことです。新しい優秀で熱心な生産地が名乗りを上げていますし・・・それらの素材を使うロースターの表現力にも勇気づけられました。『あぁ！スペシャルティコーヒーはまだまだ可能性が広がっているし、奥が深いなぁ〜！』『自分はやっとそのスペシャルティコーヒーの入り口に立っているんだなぁ〜』
素晴らしい素材を手にして、その魅力を活かしきる焙煎をし、お客様に届ける・・・職人冥利につきる環境が整ってきたようです。

では、また・・・。

【何を買ったら良いのか？お勧めは？その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】

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2004年5月2日　坂本・アトランタ帰り・孝文