コーヒーはフルーツだ!
《冷え切ってからの、爽やかな甘さ》はこちらです
早いもので、2004年になり丸ひと月が過ぎました。ここ2週間程、毎朝ご注文入力をしていて気が付いたことがあります。まず、元々人気だった『《旬・瞬》カフェCセット』が更に増えていること。200円ですがお得になったので(結果としして、送料分がお得になったんですね)ご注文が増えるのは納得です。もうひとつが、『250gパック』をお好みで3つとか4つとか選んでくれるケースが目立ってきました。レストラン例えると、コース料理とアラカルトの感じでしょうか。そして、『カフェプレス(フレンチプレス)』を買ったというメールやカフェプレスのご注文が更に増えてきました。
去年一年かけて・・・「全量ダイレクトインポートにして、素材のクオリティアップをすること」「豆で買っていただくこと」「カフェプレスで淹れていただくこと」を進めてきました。
その結果・・・【素材】は3年前にマイアミSCAA会場で夢見たレベルを越えてきました。【豆】のお客様が70〜80%になりました。【カフェプレス】も毎日送っています。そこで、次ぎに考えたことが・・・常連さんから「どのコーヒーを頼もうか迷ってしまいます」と苦情が増えるほど、次から次へとくる【魅力いっぱいの《旬・瞬》コーヒー】をどうやって楽しんでもらうか!ってことです。
その答えのひとつが・・・「《旬・瞬》カフェCセット」「毎月の250gお得パック」と「250gパック」の値下げです。それはどんどんやってくる『シングルオリジン(ストレートコーヒー)』や『《旬・瞬》ブレンド』を自由に楽しんでもらいたい気持ちで踏み切りました。
僕がこの仕事に就いた30年位前から「素材が良ければ、どう焙いたって美味しくなるもんだよ」そんな先輩の言葉を読んだり聞いたりしましたが、最近、どうもそれは違うんじゃないか!と感じています。そりゃ〜、悪い素材よりはクリーンで美味しくなりますが・・・焙煎途中の排気のコントロール、焙煎進行のカロリー・温度コントロール、ロースティングポイントの1℃の違い等々で最高に輝く瞬間が訪れたり、見逃したり、とってもデリケートです。果たして、その豆の持つポテンシャルをどこまで引き出しているのか?色々なフルーティだったりフローラル、チョコレートな香り、爽やかな甘さ、心地よいアフターテイスト、鮮やかなアシディティ・・・素材がクオリティアップすればするほど、焙煎に厳しさを求められ・・・素材に鍛えられました。最後に一番重要視していることが・・・うちのお客様がニコッと喜んでもらえるかどうか?のロースティングポイントです。(毎年僕のイメージとお客様のイメージの重なり具合が良くなっているので、迷いが少なくなっていってます。有り難いことです。)
僕は「焙煎を調理のひとつ」と昔から考えて・・・「焙煎は乾熱調理」だから《カラメル化》《メラノイジン》《ディープフライフレーバー》をどうやって的確にするか?目指してきましたが・・・最近は、それらにプラスして・・・【コーヒーはフルーツだ!】を強く意識するようになりました。まぁ、当たり前だと云えば当たり前だし、知らない人にとっては「えっ〜〜、コーヒーってフルーツなの??」といった驚きでもあるようです。以前は、僕もコーヒーはフルーツなんだけど・・・フルーティなコーヒーってのははっきりとは実感できませんでした。
それが、毎日焙煎途中の香り、焙きあがった時、挽いた時、お湯を差したとき、飲みながら、飲んだ後まで・・・いつもいつも【コーヒーはフルーツだ!】って感じています。簡単に云うと香りも味わいも《爽やかさと甘さ》でしょうか。その爽やかさと甘さが色々様々なんですね。是非、【豆】で買って【カフェプレス】で淹れてください、お勧めします。
そんな魅力をセットやお好みで楽しんでもらえて、お客様に恵まれていると日々感謝しています。今年は、【コーヒーはフルーツだ!】をテーマにしていきます、ご期待ください。
では、また・・・来週。
《ニコニコほのぼのワクワクな、
《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》
2004年2月7日 坂本・コーヒーはフルーツだ!・孝文
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