プロのつぶやき

    週間コーヒーコラム156

いまでやでコーヒー会

ワイン屋でのコーヒー会

「え〜〜っ」「いやだぁ〜〜」「うそ〜〜〜」「恥ずかしい〜〜」僕の自己紹介が終わったら、参加してくれた20人の方々に、自己紹介とコーヒーについてのひと言をお願いしました。「反則ですよね〜〜、不意打ちですからね〜〜♪」と謝りつつも、うちの超常連さんのTさんからお願いして、皆さんの「何故今日この会に参加されたか」お話しして頂きました。そうなると、おひとりおひとりが、ひと言どころか二言三言・・・
普段のコーヒーのお話し、さかもとこーひーやいまでやさんとの関係・・・披露してくれました。ありがとうございました♪

「プロのつぶやき147・いまでやカフェ」で紹介した、ワイン屋いまでやさんhttp://www.rakuten.co.jp/imadeya/の素敵なパーティールームでの【コーヒー、カフェ風おもてなし】という会です。今回のテーマは、《グアテマラ・カップオブエクセレンスの試飲》《世界のトップコーヒーの最新情報》です。

まずは、ブラウンコーヒーメーカーを使って、ペーパーフィルターで淹れた《ラ・プロビデンシア》を召し上がって頂きながら・・・カップオブエクセレンスの歴史や先日のブラジル大使館で伺った、産地のみなさんに与えている影響・・・そして、日本の自家焙煎店が歩んできた美味しさへの挑戦の歴史、抱えている問題点・・・その壁を破る為にさかもとこーひーが何を考え、実践しているのか・・・そんなお話しをしました。

そして、今度は《ラ・プロビデンシア》を金属フィルターを使ったブラウンで淹れて比べていただきました。
20人の参加メンバーは、うちの超常連さん、常連さん、ヘビーユーザーから、時々レギュラーコーヒーを淹れて飲む方、インスタントコーヒーを飲んでいる方まで様々ですが・・・金属フィルターによる、円やかさ滑らかさ、余韻の甘さや口に残るマウスフィールの心地よさを感じていただけたようです。

そこで、SCAAアナハイムで買ってきた香りのキットを順番に嗅いでもらいながら、コーヒーの香りのお話し・・・基本の保存方法やペーパードリップの注意点、コーヒーの選び方、カフェプレスやソロフィルターのお話し、と続きました。
それでは、といよいよ《ウイツ・マティグ》の出番です。これも金属フィルターを使ったブラウンコーヒーメーカーです。ミルクやクリームを用意したので、ウイツ・マティグやラ・プロビデンシアがミルクと抜群に相性が良いことも実感していただきました。

感想は、ウイツ・マティグがお好みだった方、いやラ・プロビデンシアの方が美味しかった方、最後に淹れたいまでやオリジナル《秋のコーヒー・ボルドー》が良かった方・・・分かれましたね。メールで寄せられる感想でも、ウイツ・マティグとラ・プロビデンシアで人気半々です。我々は《コンプレックス》と云いますが、味わいや香りに複雑性があるウイツ・マティグを美味しい、魅力的と感じるか、素直で滑らかなミルクチョコレートの感じが心地よく美味しいラ・プロビデンシアがお好みか・・・それは勿論どちらでも嬉しいことですし、良いことです。

ミルで挽きたての粉を僕が持って廻り、香りを嗅いで頂くと、ほんと素直な感想を云ってもらえました。どんどん普段の疑問を伝えてくれました。そうこうしているうちに、お腹がすいてきて・・・今日のもうひとつの目玉・・・本田先生によるベトナム風サンドイッチとパルミジャーノを使ったチーズケーキのお昼です。
コーヒーをどんどん淹れて、気軽なカフェ風昼食会に移っていきました。こうなると女性はにぎやかで楽しそうですね。本田先生へのレシピの質問もあちこちで飛んでいます、意欲的ですし、きっと家庭での手作りに慣れているんでしょうね。もうすっかり僕の存在は消えていって、おしゃべりが盛り上がっていってます。本田先生は料理研究家の山本麗子さんに長くついていた方で、僕は山本麗子さんのファンですから、こっちでも色々と料理やお菓子の話しで盛り上がりました。

そんなこんなで、2時間半以上飲み・話し・食べてお開きとなりましたが、エネルギーあふれる女性のみなさんは、コーヒーやワインをお土産に買って楽しそうに帰られました。

最近は家庭へ伺ってのコーヒー教室をなかなか出来なくなってしまいましたので、僕も楽しくお客様に直に接して、色々な反応を感じられました。時代がどんどん進み・・・以前のコーヒーの淹れ方教室よりも、今回のようなテーマの方が喜んでいただけるように感じましたね。

来月は近所の小学校でコーヒーのお話しをしますが・・・帰宅すると、母校の中学の役員さんからもコーヒーの会の依頼がありました。魅力的なホームコーヒーをひろげる為に豆売り店を始めたので・・・とても嬉しい、やり甲斐のあることです。やっと手に入れたスペシャルティコーヒーの魅力を、精々伝えていきたいと思います。

これから【ベラ・ノッテ2002】のブレンドカッピングをしますね。
では、また、来週。
 

《ニコニコほのぼのワクワクな、
  《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》

 

2002年10月13日 坂本・ウイツ・マティグ・孝文

【5位・ウイツ・マティグ】(69kg×2袋限り)・・・半分きりました(10/13現在)
   1600円/250gパック
 (これが、コーヒーの可能性を極めたひとつだと思います。)

【23位ラ・プロビデンシア】(69kg×4袋限り)・・・半分きりました(10/13現在)
   2100円/500gパック
   1400円/250gパック
 (こちらの方が、少し深く焙いてあります。素直に滑らかで、ミルクチョコレートの感じが最高です。)

【20thアニバーサリー・ブレンド】
   1800円/500gパック
   1200円/250gパック
 (独立20周年の記念ブレンドです。)

 
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さかもとこーひー
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