週間コーヒーコラム157
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| ベラ・ノッテ2002 『1993年の秋でしたから、そう、もう、８年も前になるんですね。《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》達郎のクリスマスシーズンに向けてのひとりアカペラとオーケストラをバックにしてのアルバムです。』去年の10/13「プロのつぶやき107 ベラ・ノッテ、デビュー」はこんな風に書き始めています。 『そのアルバムの２曲目に、『♪This is the night,it's a beautiful night〜♪』ではじまる綺麗な歌詞とメロディ・・・。それが『Bella Notte』 でした。』こう続き・・・『秋から初冬にかけて澄んでいく空、輝きをます星、ピ〜ンと張りつめる冷気、深い闇・・・そんな『美しい夜』のイメージです。』『深く円やかな味わい・・・甘い苦み・・・切れの良い後味・・・香りはやわらかく・さわやかで・・・ポイントは深煎りにひそむアシディティ♪』と、まぁ、こんな感じです。 お待たせしました・・・僕が作ってきた、今までの数々のブレンドの中でも、最高の反応を頂いたもののひとつ・・・《カフェ ベラ・ノッテ》の2002年バージョン、デビューです。 去年書いた、上の言葉以上は、もう何も付け足すことは無いんですが・・・え〜〜っ、私も、この1年精進してきました。素材もトップクオリティのスペシャルティコーヒーをさらに経験しました。今年春のアナハイムSCAAへのツアーでも・・・素材、焙煎、ブレンド、カッピングとテーマを胸に秘めて、突撃してきました。その後の仲間との日常的なぶつかり合い、果たし合いのような豆の交換、カッピング報告・・・焙煎の仮説・検証・・・何が云いたいんだ？お前は！・・・そうなんです、去年と同じブレンドでは、僕は納得がいきません。 去年のベラ・ノッテに使った素材は、深煎りデルカゴ、ケニア・ンディミ、グアテマラ・ダニランディア・・・以上です・・・おぉぉぉ〜〜、振り返ると凄い素材ばかりですね。 これを踏まえて・・・ブレンドのスタートです。この日のために、グアテマラもケニアもエチオピア・モカも確保しています。 そして、今、ここに、仕上がった《ベラ・ノッテ2002》がカフェプレスで2杯淹れてあります。さぁ、飲んでみましょう。まず最初に感じるのは、「深く円やかな味わい・・・甘い苦み」・・・これは取って置きのグアテマラが大活躍です。特にこの1年の焙煎の進化は・・・「切れの良い後味・・・香りはやわらかく・さわやか」この印象に効果を発揮しています。グアテマラの持つ華やかさ、そして少し深く焙いた時の甘さとクリーミーと云いたいほどのオイリーな滑らかさ、快感を誘うマウスフィールの心地よさ・・・この良さを焙煎で実現するために、この1年がありました。 ひと口ふた口三口・・・徐々に冷めてきます・・・すぅ〜〜っとここで顔を出すのが・・・シトラスなフルーティさ・・・最初に感じた深い味わいと甘さに慣れた頃・・・すっと爽やかで透明な感覚が追いかけてきます。余韻は、その爽やかさと甘さが一緒にゆっくりゆっくりと消えていきます。 このブレンドに最終決定したのは・・・つるべ落としに日が落ちて、闇がひろがり・・・星が輝きを増していく・・・そんな一瞬の、秋から冬に感じる夜の美しさと、ひと口、ふた口と「深く円やかな味わい」〜「甘く切れの良い後味」〜「美しく爽やかな香り」・・・一瞬毎に、変化していく味わいの魅力が重なったからです。そうそう、ミルクとの相性の良さも勿論バッチリですよ・・・と、云うことはお菓子とも合いますよね。 そんなこんなで、漸くお披露目です。 ☆《2002年・秋冬》期間限定《旬・瞬》ブレンド！ 【ベラ・ノッテ2002】 「エチオピア・モカ」は【20thアニバーサリー・ブレンド】で使っているので、ベラ・ノッテでは使いませんでした。ですから、20thアニバーサリー・ブレンドとベラ・ノッテを比べるのも楽しいと思います。 キャラクターがかぶるのは良く無いですからね。 ベラ・ノッテを《秋・冬》通じてお届けしたいので、素材を手当しておきましたが、・・・こればっかりは、どの位持つか？分かりません、時々お知らせしますね。ご注文を、楽しみにお待ちしてます。 では、また、来週。 《ニコニコほのぼのワクワクな、 2002年10月19日 坂本・ベラ・ノッテ・孝文 【5位・ウイツ・マティグ】（69kg×2袋限り）・・・半分きってます（10/19現在） 【23位ラ・プロビデンシア】（69kg×4袋限り）・・・半分きってます（10/19現在） 【20thアニバーサリー・ブレンド】 |
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