さかもとこーひーの生豆についての情報と感想


「ブルンディ(ブルンジ)共和国」

アフリカの中央高地、タンザニア、コンゴ、ルワンダに挟まれた「リトルスイス」と呼ばれる丘の国です。面 積は北海道の3分の1位で、人口は600万人弱、赤道に近い熱帯性気候ですが、コーヒーの栽培される高地は穏やかで涼しいようです。

この国では95%の人が山岳農業(コーヒー、お茶、綿花等)で生計を立てており、コーヒーは国1番の輸出品で外貨収入の90%を占めています。

コーヒー栽培地域は標高1600メーターの高地が中心で、農民は貧しく肥料は使えないので虫を手で取るなど丁寧に手入れされています。通 常シェイドツリーの下で栽培され、自然に生えている藁状の植物や枝打ちした葉などを肥料として、有機栽培の認定制度はありませんが有機栽培の有資格といえる農法です。(水洗アラビカがほとんど)

栽培農家は個人か小規模農家で、風味に優れた在来種のコーヒー樹を平均150本育てています。
スペシャリティーコーヒーの生産はそのために選定された最高級設備の水洗処理工場が設置され、それらの名前、場所、生産者名が登録され、品質と出所について公式証明書が添付されます。特に最高級格付けの「ンゴマ(Ngoma)コーヒー」は生産場所の出所証明が施されカップクオリティにより格付けされ他のものとは完全に分離して保管され、別 扱いで直接販売されます。

国連グルメコーヒープロジェクト(高品質コーヒーの生産方法を開発し、発展途上国の経済的自立を促進するプロジェクト)に基ずき輸入されました。

気候は「サバナ気候」 熱帯は年間を通 して気温が高く、年較差は日較差より小さい。サバナ気候は明瞭な雨季と乾季がみられる。サバナとは丈の長い熱帯草原ののことで、疎林も点在する。


特徴、感想 他
とても豊かできれいな酸味を持った良い豆です。その酸味をコントロールして上品な中煎りにしても魅力的だと思いますが、私は酸味が隠れて後ろからまろやかさや、豊かさ、切れの良さ、奥行きの深さなどを支える深煎りにしました。
ゆたかで後味のすっきりとしたひたすらまろやかな深煎りです。苦いというよりも深いという感じです。 コーヒーメーカーで淹れてもまろやかな深煎りの味わいが楽しめます。
それほどくせが強く無いので深煎り初心者でも飲みやすい味です。上質な酸味がコクに変っていますのでミルクやクリーム、お砂糖にも良く合います。
香りは甘く品良く、仄かに焼き栗に似た香りが感じられます。


今('00、1月)じっとブレンドのイメージが浮かんで来るのを待っています。秋か冬には完成したいものです。
       


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