続 続 こうばしい美味しさ
最近焙煎していて特に意識するのが、コーヒー生豆に約15%含まれる脂分(脂質)の美味しさへの影響です。
ディープフライフレーバー(100度C以上の加熱による脂が分解した良い香り)の豊かな香り、飲んだ時のまろやかさとコクを増す役割、飲んだ後に味と香りの余韻を長く保つ効果などに、脂分の大切さを感じます。
ローストする事によって生まれるディープフライフレーバーと、カラメル化による甘苦味、メラノイジンの食欲をそそる香りとが一緒になり、コーヒー特有の魅力的な「こうばしい美味しさ」の色々を感じながら毎日焙煎しています。
豆を挽いた時、コーヒーを淹れた時、そして飲んだ時、さらに飲み終わった後にも口のまわりにただよい、カップの底にも残る香り、、、。
「深煎りコーヒー」は特にローストの魅力が強くでるので、他の飲み物にない個性となり、当店でも開店以来人気が上昇しつずけています。
そんなこうばしさのお話でした。
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