週間コーヒーコラム64

ひとりサンプリング倶楽部 茜編

 サンプリング倶楽部で皆さんに感想をお願いしてますが、坂本の好き嫌い、本音、普段飲んでいるコーヒー等を聞きたい、そんな声がちらほら聞こえてきます。

 じゃぁ、私の感想を皆さんに合わせて発表してみようと思って、洒落で以前やってみたひとりサンプリング倶楽部をシリーズ化します。

 今回は茜ブレンド。

豆、中挽き、ペーパードリップ(コーノ式)
 20g120cc、12g120cc。

(感想) 初代の茜はちょっとクセのあるマニアっぽいタイプだった。今回の2代目茜ブレンドは国連コーヒーに代わって、全く豆が違うブレンドだ。同じ名前を付けちゃってイメージが違っていないのだろうか?(お前がやったんだろう!)

 まず、12gで普通の濃さにしてみる。
あれっ?
軽くないか?
少し物足りない!
3口で飲み終わった、これじゃ味が判らない。

 飲み易さが最初の印象だ。深煎りなのに苦味がぐっとこない。う〜ん確かに余韻が微妙につづく。
 ブレンドは深デルカゴ、ウガンダ、深モロベ。特にこれだっていうひとつの豆が顔をみせてはいない。良く云えば円い味、初代茜と比べるとちょと物足りない。
 濃い目の苦手な人、深煎り初心者、酸味嫌いな人には良いかもしれない。
 坂本はクセのある人間なのに年をとったか?こんなにすっと入る味を出すのか?
 ストレートコーヒーのキャラクター、片寄り、そんなところはブレンドでバランス取っている。ソフトさ軽やかさ、深煎りでそんなニュアンスを狙っているのか?
 う〜ん、静かなあじわいともいえるかな?後味の切れと余韻の残り方はいつものさかもとこーひーか!

 まぁ、お勧めの濃い目にしてみるか。

 20gで丁寧に淹れてみる。
お〜っ、これこれ!満足感のある濃度、触らない味わい、単品には無い香りの複雑さ、これといってでしゃばらないバランス、後を引く余韻。滑らか円やか、、、。

 少し野性的な感じが隠れているかな?

 こんどはネルで淹れてみよう!

 これはプライベートで飲みたいコーヒーだ!

 こんなんになりました。出来るだけ売りを考えないで?説明にならないように、自分の印象感覚にしたがってみました。(ワインやお酒のほうが気楽に好き嫌いで云えますね!)

 
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さかもとこーひー