我侭なデザート
連休最後の日曜日に代官山の「カノヴィアーノ」という評判のイタリアンのランチに行ってきました。メンバーは開店当初からのお客様でもあり、食を中心に色々とお話しをさせてもらっている友人とその方のお友達の計4人です。
改札で待ち合わせをし、裏道をきょろきょろしながら行くと直に小さな看板を見つけました。予約した時間よりも少し早めでしたが、奥のテーブルに通されます。右手にはガラス越しにキッチンが見えて忙しそうな雰囲気が伝わってきます。内装は洗練されたモダンなデザインで素朴なイタリアンとは違い、料理の傾向を予感させます。
まずは、スプマンテで乾杯、メニューを見ると分かり易くしかも食欲をそそるネーミングが並びます。無難に真ん中のコースを注文し、ワインも安めの軽い赤に決めます。
盛り付けも味付けも軽く上品でいて、しっかりとしたバランスで「美味しいね」と云いながら話題は、3人が初顔でもあちこちと飛んで盛り上がります。(ピザはありません、パスタも少量で冷温とでました)サービススタッフもにこやかで感じ良く、一皿毎の説明も料理を引きたてています。思わず2本目のワインを追加して話題が熱を帯びてきました。回りのテーブルもいっぱいで楽しそうな雰囲気に満たされています。
喋り疲れてきた頃、デザートの出番です。まず女性の前に、「おっ!いけそうではないか!」甘いもの好きの私は食べる前から60%は分かります。私の前の男性へ、「あれ!女性の皿とは違うデザートだ、聞いてないぞ」「4名様なのでデザートをそれぞれ変えてみました」との説明。じゃあ、つぎのお皿はどんなだ?と良い大人の視線が集まります。私の前にはスープドフリュイ(果物のスープ)とアイスクリームの盛り合わせで大人向けの味で大満足でした。気が付くと話しが途切れ、自分のデザートの皿に各自集中してます。ひとのデザートに関心がいく前に終わってしまいました。「あぁ、美味しかった」
そこへ、「少しチーズをお持ちしましょうか」の奨め、勿論戴きます。
チーズと残りのワインでさらに話しが弾み、気が付くと3時半です。なんと3時間半も楽しく食べ飲み話し、、、。
最近他のレストランでも感じましたが、レストラン側の方が料理、ワイン、デザート、雰囲気、サービス、価格等のトータルの楽しさを大切にしているのが伝わってきます。
あっ!エスプレッソについて、チンバリ・ドサトロン3連式でイリーの豆、味は酷くは無いが、、、。ウーン、後はコーヒーのクオリティについてシェフやオーナーが理解するまで5年?10年?
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