週間コーヒーコラム35

楽な焙煎

 今日(5日)で3日連休して4月の疲れがだいぶ取れました。と云っても、毎日焙煎機を掃除したり、パソコンに向かったり、遣り残していたデータを整理したり、当HPのデザイン、製作をしてくれている長尾君と次の企画の打ちあわせをしたり、昼寝をしたりで毎日過ぎてしまいました。そうそう、新しいプリンターとスキャナーを買いました。あと、本を4冊読みました。(結構充実してたかな?)日曜日はカノヴィアーノという評判のイタリアンに行きます。

 今年になって毎日の焙煎量が漸く理想的な量に成ってきました。当店の焙煎機はフジローヤル5キロ釜直火タイプです。私はこの焙煎機で最小で1キロ焙き、去年までは豆によって売れ行きに合わせて2キロ、3キロ、5キロで焙いてました。

 それぞれにデータを取り一定の味になるようコントロールしながら焙煎して、なるべくストックを少なくして新鮮さを維持してきましたが、2キロ以下の焙煎では火力の調整に気を使い、ブレを少なくする為にはなかなか疲れます。

 それが、最近は売れなくて鮮度が落ちることを心配するよりも、お客様のご注文を受けてから豆が足らないことが無いように気を使ってます。その位お客様が理想的に増えて来ました。
 今はほとんどの豆を3キロか5キロで焙いてます。この焙煎量は火力を微調節しなくても思ったように、思った以上に豆が焙けていきます。ブレも少なく同じように焙いても、少ない量で焙くよりも味も香りも素直に良くでるように感じます。今までで一番焙煎が安定して来ました。焙煎機の大きさと焙煎量のバランスが良いのでしょう。

 もっとも、豆の種類がもっと少なければ、早くから楽に焙煎できるひと釜の焙煎量になっていたのでしょうが、なにせ飽きっぽく移り気な性格で少ない種類を何年も何十年も同じ珈琲を続けることが出来ません。ついつい品揃えを増やしてしまいますので、皆さんのおかげでお客様が増えてやっと快適な焙煎が出来る状態になりました。自分ひとり幾ら気張っても珈琲は美味しくならないのです。
 有難うございます!

 また、美味しさの為に開店以来常に安定して仕入れらる最高の豆を使ってきましたが産地の状況の変化や同じブランド名のプレミアム物でも年々質が落ちたりして、なかなか厄介なんです。許せるレベルより下がると迷い無く取りやめますが、何とか使える範囲ですと農産物でもあり、多少の質の変化は致し方無いので我慢してます。

 そのような状況でもインターネットで同業の方たちとの情報交歓が出来るようになり、生豆情報もあちこちから入るようになりました、豆の使用量も増えて来ましたので、これからは更に良質な生豆を仕入れられるようちからをつけることに努めていきます。
 お楽しみに!

 
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さかもとこーひー