週間コーヒーコラム

続 それは、ランブルから始まった。

その頃の私は、早番でランチタイム用に毎朝コーヒーを淹れてました。やぐらにネルのフィルターを付け、20〜30人分まとめて淹れて、あとで手鍋で温めなおしてだしてました。
毎回、淹れてはすぐに味見をしていましたが、まずいとは思わないのですが、「これを美味しいと云うのかな〜」というのが正直な感想でした。
そんな私が「コーヒーとはなんと魅力的な飲み物なんだ」と思うとともに「どうすればこういうコーヒーをつくれるんだ」と考えだしました。
とはいっても、強く心地良い香り、まろやかでコクのある深い味、ぐらいは分かりましたが、圧倒されるばかりでそれ以上味や香りを感じるちからを持っていませんでした。とりあえず、ミルと一人用のネルドリップとドリップポットを買い、毎晩一杯ずつランブルの豆でコーヒーを淹れるようになったのです。ただ淹れては飲む毎日でした。
又、続きます。
 
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さかもとこーひー