3.15 エスプレッソセミナー 速報
「おいしいエスプレッソセミナー プロの味を極める」
3月15日(水)
柴田書店セミナールーム(東京都文京区本郷)
講師 堀口俊英氏 ・主催 柴田書店
に参加して来ました。
鹿児島から岩手まで、豆売り店からUCC、ドトールの大手コーヒー会社、又異業種の方もいる38名参加のセミナーでした。
特に最初に感じたのは、コーヒー関係の集まりにしては若い(といっても30代)人が中心だなということです。
エスプレッソの抽出は(株)エフ・エム・アイ、コンサルティング室の野崎氏がチンバリーのドサトロンを使いエスプレッソを6杯、カプチーノを1杯見事に淹れてくれました。
私がエスプレッソを始めて飲んだのは25年位前で、今のイメージとは違いただ苦いだけの印象しか残っていません。
その後はドリップの深煎りの魅力にはまりエスプレッソには無関心でしたが10年程前からはイタリアン、フレンチの店で良く飲むようになりました。この5年はカフェ等でも度々飲んでいますが、正直昔に比べるとまともな味ですが、コーヒーとしては香り、コク、きれ等使用している豆の限界を感じる物足りなさがありました。
世間ではエスプレッソが盛り上がってきましたが、ファッションとしての人気を強く感じるので私は距離を置いてきました。
特に家庭ではエスプレッソを楽しむことが難しく、だからこそ喫茶、カフェ業界では最後のビジネスチャンスと捉えているように思ってます。この業界のいつもの癖で、本質を蹴っ飛ばし勢いだけで商売に手っ取りばやく結びつけようと気合がはいってます。そこにマニアの新らし物好きな方々がどうたらこうたら熱心に発言してます。
そんな世間に対する印象とは別に、私はエスプレッソをドリップのデミタスと同じようにコーヒーのエキスを味わうものと思ってます。
違いはドリップの漉した透明でクリアーな魅力に対して、エスプレッソはカフェプレスと同様にドリップでは漉してしまう成分(カフェオイル他)が残りドリップには無い豊かな味わいが魅力だと思います。それと抽出の早さは大きな違いです。
輸入文化では、ロック、クラシック、絵画、料理(フレンチ、イタリアン)ファッション他で完璧にコピー出来る人が導入期にはスターになっています。特に本場帰りは大きな武器になります。しかし、そのジャンルが成熟してくると本質を掴み取り自由に表現できる人が出てきます。
エスプレッソにたいしては、まだイタリアのエスプレッソは砂糖を入れるものだとか、ミラノでは、、、ナポリでは、、、シアトル系のエスプレッソは、、、泡は、、、イタリア直輸入の豆は、、、などなど云われています。
勿論イタリアで成熟してきたコーヒースタイルですから、イタリアでのエスプレッソのいろいろを知ることから始めなければいけませんが、私が魅力を感じていたエスプレッソと同じ方向を今回のセミナーで確認できました。そしてエスプレッソをどういうスタイルでお客様に提示するかという将来のイメージも確実に見えてきました。
とりあえず、まとまりが悪いですがセミナーから帰ったばかりなのでお許しください。来週に整理してアップします。セミナーほやほや情報でした。
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