年忘れコーヒー放談
『【スペシャルティコーヒー元年】・・・2003年は私にとって大きな節目の年になりました。お陰様で、この数年チャレンジしてきたスペシャルティコーヒーの大きく高いハードル・・・「素材のクオリティアップ」と「焙煎のスキルアップ」・・・をひとつ越えられたと思ってます。まだまだ先は長いですが、このふたつのハードルを越えるのには苦労しています。』
『《スペシャルティコーヒーはクラフトである》ということ。【種からカップまで】丁寧さを忘れないように心がけています。毎日のように届くみなさんのご感想メールが励みになり、味作りの参考・ヒントにもなっています。これからも、お気軽にメールを送ってください、楽しみにしています。』
『そこで大切なのは、さかもとこーひーはビーンズショップ、しかも95%を宅配便でお届けしているスペシャルティコーヒー通販専門店ですから・・・みなさんに【僕の目の前にあるカップの魅力】をいかに味わい楽しんでもらえるか!ということです。このテーマにも今年一年、チャレンジしてきました。【豆で買って、カフェプレスで淹れる】これが僕の目の前にある魅力を楽しむ基本です。200年もさかもとこーひー開店以来のお約束・・・《もっと美味しく、便利に、お安く》を進めていきます。ご期待ください。』
以上が、一年前の2003年「年忘れコーヒー放談」でお伝えしたポイントです。そして一年経って2004年が過ぎようとしています。お陰さまで、今年仲間と一緒に直接買い付けたコーヒーはどれも焙煎するのが楽しくて仕方が無いような素晴らしい魅力を持った豆ばかりでした、恵まれた環境になっています。それに伴って、非常に厳しい焙煎を求められるようになっていると感じています。素晴らしい素材だけにすぐにある程度の魅力が発揮されますが・・・それとその素材のポテンシャルを引き出しているかどうかは別問題です。「おぉ!美味しい」と思った瞬間に、可能性は閉じられてしまいます。果たして素材の魅力を引き出しきっているのか?・・・そんな疑問不安緊張感を感じながらの毎日の焙煎やブレンドでした。職人冥利につきます。
そんな中、【豆】でお届けする割合が80〜90%にもなってきました。【カフェプレス】も順調に広まって60%以上の常連さんがカフェプレス、フレンチプレスで淹れてくれています。確実に一歩一歩【僕の目の前にあるカップの魅力】が伝わったこの一年だったと思ってます。ありがとうございます。又《250gパックでのお届け》《送料の値下げ全国均一化》《代金引き換え手数料・無料》《《旬・瞬》カフェCセット、毎月のニコニコ♪250gお得パックのささやかな値下げ》と力不足ながらみなさんの便利さも進められました、お引き立てのおかげです。
そして、肝心のコーヒーの魅力についてです。まず【コーヒーはフルーツだ!】というフレーズで苦かったり酸っぱかったりのイメージが一部で根強いコーヒーですが、そうではないんだ!・・・《丁寧につくられたコーヒーには美味しいフルーツのような爽やかな甘さや素晴らしい香り心地よい余韻の魅力がいっぱいなんだ!》ということを強調してきました。
次にはうちの常連さんからのメールやお話しを伺っているとみなさん【丁寧な暮らし】を大切にしているんだなぁ〜と、特別に贅沢をしたりお金をかけるわけでは無くてもお気に入りのコーヒーを【豆】から挽いて【カフェプレス】で淹れてホッと一息つく、香りや味わいを楽しむ、そんな丁寧な暮らしが伝わってきたのです。
【コーヒーはフルーツだ!】から【丁寧な暮らし】へ、さかもとこーひーの2005年のテーマにつながっていきます。そんな丁寧な暮らしを大切にしているみなさんにどんな魅力をお届けしたら良いのかとこの一年考えてきました。自分が美味しいと感じる味作りなら20年前から出来ています。が、それじゃ仕様がないので、お客様がどんな味わいに素直に魅力を感じるのか?・・・難しいですよね。色々なお好みがみなさんにありますしね。それが、ここ最近なんとか少しは見えてきた感じなんです。お電話やファックス、メールで届くご感想を参考にして、次のコーヒーの味作りのヒントにする・・・そんな繰り返しを延々としてきましたが・・・みなさんの美味しさのツボを以前よりもハッキリと感じてきました。さかもとこーひーは2005年の味作り、美味しさのポイントを【コーヒーの爽やかな甘さ】にフォーカスしていこうと思ってます。ご期待ください。少しずつ迷いが無くなってきたようです。
では、また・・・。
【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】
《ニコニコほのぼのワクワクな、
《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》
2004年12月11日 坂本・コーヒーはフルーツだ!・孝文
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