コーヒーの甘さ
今週は「秋らしくなりましたね」「爽やかな天気ですね」「コーヒーが美味しく感じる季節になりましたね」・・・そんなメールがとってもたくさん届きました。本当に気持ちの良い毎日で・・・朝焙煎していてもご機嫌です。
「ベラ・ノッテに和菓子がとっても美味しくて」とか「しっかりしたチョコレートケーキとコーヒーが合いますね」とか「生チョコとコーヒーの時間が幸せなんです」なんて読むと・・・甘いもの大好きな僕としてはいてもたってもいられなくなってしまいました。さっそく、昨日の夕方千葉に新しくできたチョコレートショップとデパートに入っているお気に入りのお店浅草梅園に行って・・・トリュフチョコレートと2個ずつ6種類、和菓子を2種類買ってきました。
チョコレートはお酒やフルーツの風味付けがあるものが好きなんです。勿論口溶けの良さは絶対譲れないですね。梅園はなかなかありそうで無い、当たり前に美味しいのが好きです・・・夏のかき氷、冬のお汁粉、定番のあんみつやまめかん。京菓子も良いですが、東京のお菓子も良いものですよ。
で、まずは梅園のお菓子2つとベラ・ノッテを頂きました。こしあんとベラ・ノッテの深くあかるい味わいが思いのほか相性が良くって、納得しました。コーヒーの味が餡に負けていないのと、少し冷めてからの明るい爽やかさが余韻の心地よさになっていますね。ひょっとしてお茶よりも次のひとくちを誘いそうですよ、餡がしっかりしてますからね。
ここのチョコレートは、僕ははじめてだったのですが・・・しおりを見ると、もう日本に20店ちかく増えているベルギーの有名なお店でした。大きな会社なので・・・ちょっと不安になりましたが(会社が大きいと商品の安定性が優先されて、チョコレートの繊細さや優雅さが欠けてしまいがちですからね)ひとくち食べてみて安心しました。充分、とっても美味しいチョコレートです。口溶けもコクも香りも一瞬でチョコレートの魅力に浸れます。(レオニダスというお店でした)
コーヒーはエルサルバドル・エルテソロとパナマ・レリーダの今最高のコーヒーふたつを淹れました。フレークトリュフは生クリームたっぷりのガナッシュにフレークしたチョコレートをまぶしてあります。まろやかでクリーミーなガナッシュとコーヒーが滑らかなままに余韻につながります。アマレット、シャンパン、ファインオレンジとそれぞれの風味のチョコレートだと余韻がさらに魅力的になります。コーヒーの爽やかな余韻とアマレットやシャンパン、オレンジの香りの余韻が一体となって、いつまでも追いかけたくなりますね。最後は直球のカカオ、大人の嗜好品ですね。
ひとつぶのチョコレートとマグカップ一杯のスペシャルティーコーヒーで、30分は余韻を楽しめそうです。チョコレートがざらついたり、口溶けが悪かったり、味わいが物足りなかったりしても・・・コーヒーに明るく爽やかな甘さが足らなくても魅力が半減してしまうでしょう。味わいを意識する間もなく、コーヒーもチョコレートもす〜〜っと消えていって、残るのは最高に魅力的な余韻です。そのまま続く余韻が幸せな時間ですね。
コーヒーの持つ爽やかな甘さは、コーヒーだけで楽しんでも魅力的なものですが・・・美味しいチョコレートと一緒になって、その甘さがチョコレートを引き立てているのをあらためて感じました。苦いだけのコーヒーや嫌な酸味のコーヒーだとチョコレートの魅力を隠してしまいますね、逆もありますね。コーヒーの甘さの役割のひとつが分かりました。
最近晩酌をまったくしなくなった僕としては・・・ひと粒百数十円でゆっくりくつろげる楽しみを見つけたようです。お陰さまで、コーヒーはいつでもありますしね。
では、また・・・。
(追伸)
今週は「エルサルバドル・エルテソロ」と「パナマ・レリーダ」の組み合わせの【トレジャーズセット】に人気が集中しました。100個限定でしたが、急遽50個追加しました。これで11/12(金)までは大丈夫だと思います。お楽しみください。
【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】
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2004年11月07日 坂本・コーヒーはフルーツだ!・孝文
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