私的コーヒー生活
「電動ミル+コーヒーメーカー」
これが我家の日常の美味しいコーヒー生活です。
豆売り店を開店するまでは家でも気合をいれてコーヒーを淹れ、飲んでました。ネルドリップもしましたし、昔はサイフォンも使いました。ペーパードリップでもお湯を細くコントロールして細心の注意をはらってました。豆は東京を始め、北海道から九州まで有名な店から取り寄せたコーヒーです。
また、以前の店は紅茶の店でしたのでコーヒーは1日10杯位しかでません。それでも1杯に20グラム使い、粗挽きにして丁寧に抽出してました。しかも毎日手網で焙いた新鮮な豆です。自信満々です。
そんな毎日のなかで「コーヒー豆売り店」の構想を練っていました。家庭で気軽に美味しいコーヒーを楽しんでもらいたい。
その為には何が出来るだろう?
何をしたら喜ばれるだろう?
お客様はどんな味が好みなんだろう?
分らない事だらけでした。
なんで分らないのか、自分には家庭でコーヒーを楽しむ暮らしが無いのに気が付きました。コーヒーを飲む時はいつも試飲で勉強です。これではいけない、自分が気軽にコーヒーのある暮らしをしていないでお客様の暮らしが分るわけが無い!
行動は早いので、すぐコーヒーメーカーを買いに行きました。粉と水を入れてスイッチをオンするだけで便利なものです。しばらく使っていると、コーヒーを買ってくる店によってコーヒーメーカーとペーパードリップでの味の落差が大きい小さいがあることがはっきりしました。
それまでも、自家焙煎の喫茶店によって、お店で飲んでとても美味しく喜んで買って帰り、家で淹れると不味い事が何度もありました。全く同じ味にはならなくても近い味は淹れられるはずなのに欠点の目立つコーヒーが以外と多かったのです。
そのようなコーヒーはコーヒーメーカーで淹れるともっとひどい味になりました。
コーヒーメーカーで美味しく飲んでもらうには完成度の高い豆をつくることが必要です。これが目標になりました。今も続いてます。
神業的な抽出技術で美味しいコーヒーを淹れることは喫茶のプロとして素晴らしいことです。(特に上手に豆の欠点をカバー出来る人)また、マニアの方々は限られた豆を好みの味に抽出することが大きな喜びでしょう。
しかし、私の考えた豆売り店は朝でも昼でも夜でも飲みたい時に 気軽に美味しく飲めるコーヒー豆のお店です。
それ以来、部屋ではコーヒーメーカーで淹れてます。もちろん、不満なく美味しく飲んでます。コーヒーメーカーならば80点の味が常にでます。ドリップは上手だと100点、下手だと60点と言えるでしょうか。
ミルの話しは次回になります。
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