グアテマラ・サンタローサ&アニバーサリー・2003
涼しいとはいえ、7月8月と夏なのに・・・どんどん新しいコーヒーがデビューするさかもとこーひーです。
これだけ素晴らしい素材が次から次へとやってくると、焙煎していて本当に楽しいですね。テスト焙煎で、途中のカロリーの与え方やロースティングポイントのほんの少しの調整で・・・キラッと輝いた魅力が出る瞬間がたまりません。《あかるい爽やかな甘さ》この印象を一番大切にしています。特に《あかるい印象》ってのは、言葉では伝わりにくいかもしれませんが・・・飲むと素直に感じてもらえるようです。特にカフェプレス
で淹れると納得して頂けるようです。最近は『滑らかカフェプレス』って云うようにしています。
「ブラジル農園の旅」から帰ってのふた月だけでも・・・『ドミニカ・ロスボロス』をお届けして約1ヶ月でさよ〜なら!・・・急きょ『ブラジルツアー記念ブレンド』を2週間限りの発売、引き続いて『中煎り、深煎りサマンバイア』も8/1(金)で売り切れ、しばらく次の入荷までお休み・・・到着を待っていた『エチオピア・モカ』がやっと届いて『中煎り、深煎りエチオピア・モカ』と『茜ブレンド』『カフェプリズム』の復活・・・でした。はい!今週は【グアテマラ・サンタローサ】と【アニバーサリー・2003】のご紹介です。
《グアテマラ》を振り返るとさかもとこーひーは開店してからの2・3年使っていましたが、その後全く使えなくなりました。その頃味が汚れたグアテマラしか手に入らなかったんです。そして、2年前の「マイアミSCAA大会」のグアテマラブースで、そのフレーバーの華やかさ、味わいの綺麗さにショックを受けて・・・それまで知っていたどのグアテマラよりも素晴らしい魅力でした・・・その年の《グアテマラ・カップオブエクセレンス・オークション》にチャレンジし、『ダニランディア』落札、一緒に『アルコ・イリス』も輸入して、グアテマラのトップスペシャルティを身体にしみ込ませました。
翌年、去年ですね・・・『ウイツ・マティグ』『ラ・プロビデンシア』と落札し更に深く深くグアテマラの魅力を味わいました。これらグアテマラによってスペシャルティコーヒーの魅力、素材の可能性、カッピング・焙煎スキルを学びました。最高の素材、レベルにぶつからないと知り得ないことがたくさんありますね。
しかし、そんなトップクオリティのグアテマラは限定でしかお届けできませんでした、それではかなしい!
勿論、着々と準備を進めてきました。その為の関係作りをこの2年半続けてきたんです。《カップオブエクセレンス》の主旨のひとつは、産地と我々のようなロースターをダイレクトにつなげることにあるんですが・・・まさにその通りになりました、その成果が【グアテマラ・サンタローサ】です。
さかもとこーひーが、やっと年間を通じてお届けできるようになった《トップクオリティのグアテマラ》です。その華やかなフレーバー、フルーティさとチョコレートが一体になり、豊かで滑らかなマウスフィール、心地よく爽やかな甘さが続くアフターテイスト・・・グアテマラの魅力のお手本のようなコーヒーです。少し深煎りに仕上げました、テストローストで、最初のロースティングポイントでは美味しいんだけども、きれの良い爽やかな印象がもう少し欲しいと感じました。色々とイメージして1℃深く焙くと・・・きましたねぇ〜、キラッと輝くんですよ、僕が狙っている、あのあかるい感じがでたんです。これがでると、もうひとくち、あとひとくちと誘うんですね。そんなご機嫌な【グアテマラ・サンタローサ】です。
【グアテマラ・サンタローサ】(深煎り)
さかもとこーひーの骨格を担います。
1800円/500gパック
1200円/250gパック
そんな【グアテマラ・サンタローサ】が手に入れば・・・『ベラ・ノッテ』に並んでリクエストの多いブレンド【アニバーサリー・2003】も同時デビューです。昨年は僕の独立20周年記念ブレンドで《20thアニバーサリー・ブレンド》でしたが・・・今年は同じコンセプトで【アニバーサリー・2003】です、少しバランスを変えました。プロのつぶやき148で《20thアニバーサリー・ブレンド》をご紹介しています。
このブレンドはトップクオリティのグアテマラとエチオピア・モカ、ケニアが揃わないと作れないんですね。
この3つはいずれもスペシャルティコーヒーの産地として重要な位置を占めていますが・・・とりわけ他に無い特有のキャラクターが魅力的な産地なんですね、全く違った個性です。そんなとびっきりの個性的な魅力をぶつけて、バランス良くブレンドしたら・・・素晴らしいだろうな!そんな動機でした。グアテマラ、エチオピア・モカ、ケニア・・・どれをとってもフレーバーが魅力的です、グアテマラのフルーティさフローラル、チョコレートが一体となった華やかさ、エチオピア・モカのワイニー、ケニアのスィートシトリック。共通しているのはクリーンでスィートなこと。まず、去年と同じ配合で試しましたが・・・今年はバランスを少し変えました。少し洗練されたと思います。僕の一番好きな、そして贅沢な・・・お客様のリクエストの多いブレンドです。
【アニバーサリー・2003】(深煎り)
2003年・・・バージョンアップしてます。
1800円/500gパック
1200円/250gパック
最後に、もうひとつ【グアテマラ・サンペドロネクタ】という豆も一緒に直輸入しました。順番に紹介しますので、こちらはもう少しお待ちください。もう!ご機嫌な魅力です。
《ニコニコほのぼのワクワクな、
《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》
2003年8月2日 坂本・グアテマラ・孝文
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