ラスト!・・サマンバイア
3月の発売から、約5ヶ月で今年のサマンバイアが終了しようとしています。去年はじめて紹介した時は、《カップオブエクセレンス》インターネットオークションで落札したサマンバイアでしたので、ひと月位だったと思います。その後、去年の秋に新宿でオーナーのカンブライア氏と会った時、その話しをすると「それはいけないいけない。お客さんが喜んでくれたなら・・・1年通して、或いは半年でもサマンバイアを届けないと!」と熱く云っていたのを印象的に思いだします。まぁ、そのとおりなので、今年は半年以上大丈夫な量を用意したんですが・・・遂に、最後の1週間になってしまいました。(実は本当はもっと欲しかったのですが・・・サマンバイア農園は世界中にお得意先があるようで、そうはなかなか量を確保できないのです。勿論トップクオリティのサマンバイアじゃないといけないですしね。)
さかもとこーひーでの人気は【深煎りサマンバイア】が7割くらいでしょうか。僕も普段飲むときは自然と深煎りサマンバイアを選んでますね。ほんの少し深煎りにしたときの、滑らかな甘さ、チョコレートのような香り、余韻の爽やかさはなんだか気持ちが落ち着きます。先週はかみさんがチョコレートのフィナンシェを焼いてました。涼しい夏なのでお菓子を焼く気持ちになったようです。僕が焼くとチョコレートチョコレートしたフィナンシェにしてしまうんですが・・・ついつい気合いが入った味にしてしまうんですね・・・こんどのフィナンシェはほんのり軽いチョコレートキャラクターで、おっ、こういったのもとってもいいもんだな!と、関心しました。そんなお菓子には【深煎りサマンバイア】や【茜ブレンド】がドンピシャでした。でも、僕には2ヶか3ヶしかまわってきませんでしたね、いつのまにか、ほとんど息子達が食べちゃったようです、子供にはもったいない!
【中煎りサマンバイア】は、残り3割くらいの人気なんですが・・・その3割は超常連さんが目立っているんです。さかもとこーひーのヘビーユーザーさんたちです。共通して云われることは「中煎りサマンバイアの方が、香りが良いんだよね」「深煎りも良いけど、甘さが爽やかで・・・。」とっても嬉しいご感想です。アーモンドとミルクチョコレートが一緒になったような香りや軽さが魅力的です。僕もゆっくり味わって飲もうと思ったり、カッピングすると中煎りサマンバイアの方が少し好きです。だから超常連さん達のお好みが良く理解できます。
今もここにカフェプレスで淹れた深煎りサマンバイアがありますが、こうやって飲んでいると、あの5月のサマンバイア農園が目に浮かんできます。他の農園のオーナーさんたちとは、フレンドリーながらも、少し緊張してました。その点、カンブライア氏とは、もうほんと、リラックスして、冗談も飛び交うし、友人ですね。農園の案内、説明もカンブライア氏はとっても熱心に細かくしてくれました。サンドライしていたパティオには、初日のロットが薄く均一にならされていました。データでは3センチ以下の厚さとなっていましたが、実際に見た時は2センチ位の薄さでした。そのロットは、翌日になると、少し山のような畝状態にされて、毎日その山が少しずつ高くなり、最終的にはこんもりとした山にされていました。それはユニフォーミティーの為にしていると云ってました。薄く広げた状態だと、乾燥がどんどん進む豆と遅れている豆の差がでてくるのでしょう。その乾燥状態を揃える為のようでした。プロのつぶやき192「名人のサマンバイア農園」にも書いたように、完熟実をこそげ取るのではなくて、一粒一粒摘み取り、素早く精選、実のまわりの粘着質ムシュラージュをたっぷり残してのサンドライ、霜がおりない乾燥した爽やかな風が吹き抜ける土地・・・等々思いだします。
と、いうことで、遂に、ラスト1週間になった【深煎りサマンバイア】【中煎りサマンバイア】をご堪能ください。《8/1(金)のご注文》で締め切らせて頂きます。
次の入荷時期はまだ決まっていませんが・・・今、今年のロットが仕上げに入っていることでしょう。
そこから、我々向けのサンプルが送られてきて・・・カッピングし・・・どのロットにするか真剣に選びます。今年よりもたくさん手当できると良いのですが・・・楽しみに待ちます。
《ニコニコほのぼのワクワクな、
《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》
2003年7月27日 坂本・ラスト!サマンバイア・孝文
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