ビデオ『The Passionate Harvest』
今週は、なんだかんだと用事が重なって・・・寝不足につながって・・・不死身を誇っている僕ですが、じつは、寝不足に弱いのです・・・けっこうつらい毎日でした。今日土曜日は、起きたら10時半・・・それでも、まだ、ふらふらうだうだ・・・昼寝したり、コーヒー飲んだり、本読んだりしてました。
夕方になって、志の輔師のビデオでも見ようかな?・・・と、探すと・・・『The Passionate Harvest』去年のSCAAアナハイム大会で買ってきたビデオが目に入りました。
どれどれ、又久しぶりに見てみようかな。スペシャルティコーヒーのジャーナリスト、カッパーとして有名なヶニス・デービス氏 http://www.lucidcafe.com/aboutcoffee.html が、エチオピア、ブラジル、グアテマラ等の産地を案内する内容です。SCAA大会では、彼のカッピングセミナーも受けたことがありますし、会場では良く見かけ、挨拶して少しお話しをしたこともあります。
このビデオは、スペシャルティコーヒーについての紹介がテーマで、『木』『土地』『精選』『産地』など順番に説明しています。その内容は、知識としてすでに知っているものが多いので、なんとか聞き取れる部分が多かったのが少し嬉しかったですね。(英語を練習しているんですが・・・これが、上達しないんですよ。)
興味深かったのは・・・摘み取りのシーンです。真っ赤に熟した実は、ビデオで見るとよりリアルに感じました。『完熟実』『未完熟実』『未熟実』『過熟実』・・・分かりやすいですね。産地による摘み取り方法の違いも分かりやすいです。精選の水流の迫力も、写真や文章では伝わりにくいですよね。
『木・品種』が大切そうです。『土地の条件』もありますね。しかし、同じ農園でも・・・ハーベストシーズンの前期・中期・後期では、熟度の揃いがどうしても違ってくるようです。。そして、精選工程での仕上がり具合の影響の大きさも見逃せません。その上、同じ精選工程で生まれたコーヒーであっても、選別を通して、ランクが出来るようです。その選別後のどのロットが素晴らしいものなのか?選別のレベルがとっても大きな影響を与えるようです。
最高のロットであるならば・・・『木・品種』や『土地の条件』が魅力になって現れているのか?そういったハードルもあるようです。だから・・・『木・品種』や『土地の条件』が良い農園のコーヒーであっても、それが素晴らしいコーヒーかどうかは・・・まだ判断できないのですね。ややこしい話しです。そんななかから、カッピングによって、最高の魅力を持つコーヒーを選ぶのは・・・そうとう難しいことですね。しかし、越えなければならないハードルです。
そういった、ややこしい問題を身体で感覚的に掴みたいですよね。その為には、産地を何回も訪ねようと思います。そして、しっかりカッピングスキルを高めないと・・・産地に行っても、理解が深まらないですね。
そのコーヒーの魅力、欠点等、カッピングで把握できて・・・産地に行く意味が強まると思います。そんなことを感じました。
そういった、素材のことを理解し、手に入れて・・・焙煎、ブレンド、抽出のレベルアップをしないと、素材はいきあたりばったり・・・あの豆は良かったなんて昔話、焙煎でなんとかしよう、ハンドピックでどうしたこうした、新鮮ならOK、抽出の秘訣魔術・・・そんな堂々巡りには戻りたくないと思っています。《from
seed to cup、種からカップまで》が進化できそうですね。
タイミング良く、BSCA(ブラジル・スペシャルティコーヒー協会 )とブラジル大使館の主催で、Presentation 及び
Reception が開催されるそうです。サマンバイア農園のカンブライア氏も再来日するようです。4月のSCAAボストン大会での再会を楽しみにしていましたが・・・3月にも会えそうです。お会いする度にコミニケーションを取って、だんだん理解を深められそうです。一歩一歩ステップアップです。
そんな【サマンバイア農園】と【アグア・リンパ】【ブラジル・ナショナルアワード】の素晴らしい豆が、すでに横浜に着いています。興奮してきますね。もう少しお待ちください。完璧に仕上げますからね。
では、また、来週。
【カンブライア・サマンバイア農園主との出会い】
・2001年4月マイアミSCAA大会で出会う
12月インターネットオークションで
サマンバイア農園落札
・2002年5月アナハイムSCAA大会で再会
10月来日、2度会談
・2003年2月サマンバイア直輸入
3月再来日、会談予定
《ニコニコほのぼのワクワクな、
《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》
2003年2月22日 坂本・seed to cup・孝文
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