プロのつぶやき

    週間コーヒーコラム154

会場風景

カップオブエクセレンスとフードペアリング

【2002・グアテマラ・カップオブエクセレンス】の『ウイツ・マティグ』『ラ・プロビデンシア』の焙煎、販売が、まず1週間、順調に進み、今日は千葉の美味しい和菓子屋さんで色々と買い込み、仲間の店にお邪魔しました。夏は良くアイスクリームを買って行きましたが、最近はあちこちの和菓子を買って、男ふたりでなんだかんだ楽しんでいます。おっと、目的はお互いのカップオブエクセレンスをカッピングして、よりクオリティアップするためですよ。

お客様の途切れる合間をぬって、カッピングカッピングです。遠い街の仲間が郵送した豆も一緒にカッピングします。同じ素材ですから・・・言い訳無用です。水分抜きはどうだ?ロースティングポイントは?フレーバー、マウスフィール、フィニッシュは?どれどれ、焙煎表を見せて?基本は一緒なんですが・・・微妙な表現を探っていきます。自分の豆だけでは、どうしても一面的な捉え方になる恐れがありますからね!自分で良しとした焙煎でも、同じカッピングメソッドを持った仲間が、どう評価するか?とても参考になります。それによって、ハッと気が付くこともあります。香りや味を捉えるには、各自の好みや得意不得意、今どこに注目して、フォーカスしているか?によって、見えてくるものが様々に違ってきます。近所のメンバーは時々会えるし、普段は郵送と電話でコミニケーション取って、2ヶ月に1回は一堂に会せます。

まぁ、そんな話しは置いといて・・・じゃ、おやつにしようか?ってことで、大福や栗羊羹をひろげました。

まず、羊羹を食べると・・・おぉ!これは美味しいね〜〜。甘さは控えていないし、しつこくないし・・・
栗も餡も香りが良いし・・・おっと、これなら『ラ・プロビデンシア』だよ!僕は残っていたラ・プロビデンシアを一口・・・ニコニコです。次は、白あんの大福・・・これも美味しいね〜〜〜、もちもちっとした触感も良いし・・・ふふ、これは『ウイツ・マティグ』でしょ?ウイツ・マティグのチョコレートやシトラスの香りが、上品な白あんにマッチします。今度は黒餡の大福です・・・あぁ、このあんこは、団子向きだなぁ〜〜。串団子にこのあんこだったら、相当上品な団子になるのになぁ〜〜、大福だとちょっとイメージがちがうなぁ〜。これは素直にラ・プロビデンシアのミルクチョコレートフレーバーがバッチリおいしいね〜〜。

そうやって、若者とおじさんの男ふたりで、ウイツ・マティグとラ・プロビデンシアというグアテマラの最高峰に、お菓子を合わせて、遊んでました。

この二つは、ミルクとの相性が抜群にいいんです。それなら、ケーキやチョコレートも一緒に楽しみたいですよね。

『ラ・プロビデンシア』のほうが、少し煎りが深いです。素直な滑らかさ、ミルクチョコフレーバーです。
チョコレートを合わせるんなら・・・ビターチョコレートでもトリュフでも合うと思いますよ。フルーツのたくさん入ったケーキやチョコレートケーキもお勧めですよね。チーズケーキなら焼いたほうが良いかな?

『ウイツ・マティグ』は、チョコレートフレーバーやシトラスのフルーティさ、冷めるにしたがって変化する
スィートネス、爽やかなアシディティ・・・と、複雑さが魅力的です。そんな美味しさは、素材の良さが素直に出ている、あんまりデコレーションしていないお菓子が良いかな?って感じます。チーズケーキなら生のタイプが合いそうです。最近時々みかける青カビのチーズを使ったようなものも合うかもしれませんね。どうでしょうか?今度試してみます。勿論、素朴な焼き菓子も美味しそうですね・・・でも、折角ですから、気合いの入った、バターもたっぷり、焼き色もしっかりついたものが良いでしょうね。僕の好物のプリンも最高でしょうね。

う〜〜〜ん、今週はケーキ屋さんめぐりをしそうですね♪みなさんのお気に入りはなんですか?そうそう、キルシュトルテのサワーチェリーとチョコレートの組み合わせがありますね・・・しかし、自分で作らないといけないから・・・ちょっと面倒ですね。

では、まだまだ、スタートしたばっかりの【カップオブエクセレンス】です。存分に『秋のお菓子』と『ウイツ・マティグ』『ラ・プロビデンシア』そして、『20thアニバーサリー・ブレンド』で幸せを味わってくださいね。

【5位・ウイツ・マティグ】(69kg×2袋限り)
   1600円/250gパック
 (これが、コーヒーの可能性を極めたひとつだと思います。)

【23位ラ・プロビデンシア】(69kg×4袋限り)
   2100円/500gパック
   1400円/250gパック
 (こちらの方が、少し深く焙いてあります。素直に滑らかで、ミルクチョコレートの感じが最高です。)

【20thアニバーサリー・ブレンド】
   1800円/500gパック
   1200円/250gパック
 (独立20周年の記念ブレンドです。)

では、また、来週。
 

《ニコニコほのぼのワクワクな、
  《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》

 

2002年9月28日 坂本・ウイツ・マティグ・孝文

 
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