カポエリーニャ カッピングレポート
今、4/14(日)の朝9時すこし前です。 と、云うことで、おはようございます♪
カポエリーニャ農園のカッピングを、さっきしたばかりなので、忘れないうちに、レポートしちゃおうと思います。
先週は、『ウインディ カフェ』と『ケニア』のご紹介でしたが、
「まずは、「カポエリーニャ」をきちんと焙煎するところからスタートです。 サマンバイアやカチョエイラのデータを基に、テストローストします。 カッピングすると・・・サマンバイアのような包み込まれる魅力とは反対に、大人しい印象が最初にありました。 特に、少し深煎りにすると、その良さが活きないように思いました。 ロースティングポイントを手前にすると・・・デリケートな雰囲気が感じられます。」こんなふうに書いてまして、
そこから、ブレンドの話しにいっちゃってますので、折角の『2001、ブラジル、カップオブエクセレンス・カポエリーニャ農園』の素晴らしさをお伝えしていませんでした。(そうそう、月曜から、さっそく『ウインディ カフェ』と『ケニア』の注文が殺到しまして・・・本当にありがとうございます!)
では、カッピングしてみましょう、ロースティングポイントはやや深煎りです。
- まず、粉に挽いて、香りを嗅ぎます・・・ふわぁ〜っと爽やかな心地よい香りに惹きつけられます。 ベストな焙煎になっていないと、この爽やかがでてきません・・・スペシャルティコーヒーの特徴のひとつに思っています。 具体的には、チョコレートやフルーティを感じました。
- さぁ、準備ができました・・・カッピングスプーンをキラリとさせて、ピュ〜っと勢いよく吸い込みます。
- 最初に、クリーンカップ(爽やかで透明ですね)とスィートネスのやさしい甘さが印象的です。さて、アシディティはどうでしょう?・・・深煎りにしても、素材によっては、魅力的なアシディティがはっきりと感じられますが、このカポエリーニャは、すっきりとした感じで、前面にはでていません。 同じように、ボディも豊かと云うよりは、まるい穏やかな印象です。 決して、弱いと云うわけではありませんけど・・・。
- フレーバーはどうでしょうか? おやっ? くりのような香りを感じますね〜〜♪ おぉぉぉお♪ これは、フローラルじゃないかな? グアテマラのスペシャルティに似たようなフローラルさを感じます。 うんうん、フルーティさも魅力的ですね。 全体的にはセンシティブなフレーバーです。 ついつい比べてしまいますが、サマンバイアの包み込まれて、うっとりとするような香りとは対照的に、す〜〜〜〜っと入り込んできて、惹きつけられるようなキャラクターですね。
- ですから、アフターテイストはクリーンできれいに消えていきます。 そして、とってもスムースな印象を残しますね。 完熟度合いが良くないと、アフターテイストに滑らかさが欠けたり、クリーンカップが、もうひとつ綺麗じゃなかったりしますね。 勿論、スィートネスやフレーバーの魅力は出てきませんね。 「カップオブエクセレンス」の入賞豆になると、その辺が、流石と感じさせます。こんな素晴らしさを、ブレンドによって、どう活かしきるか! その辺が、難しさでもあり、楽しさでもありますね。 答えは「ウインディ カフェ」です♪
そんな風に、同じカップオブエクセレンスの入賞豆でも、様々な魅力・キャラクターが、僕らを楽しませてくれますよね。
ただ、前も書いてますが・・・焙煎が非常にシビアですね。 焙煎前半のスピード・カロリーの与え方、中盤、後半、ロースティングポイント、全てをきっちりコントロールして、検証しないと、クリーンな良さが出なかったり、ボディが弱くなったり、勿論魅力的なフレーバーは出ませんし・・・ほんと、緊張します♪
ちょっと、余談ですが・・・アシディティは深く焙煎すると弱くなるってもんじゃ無くて、きちんと焙煎できた深煎りには、途中の焙煎スピードに少々難があった中煎りよりも、しっかりと魅力的なアシディティを感じることが、よくあります。 う〜〜〜ん、よくあると云うよりも、それが当たり前に思います。 そのアシディティはスィートネスやフレーバー、ボディ、クリーンカップなどに影響しているようなので、浅いローストだからアシディティがでる、そういうことでは無いんですね。
そういうことなので、カッピングとローストは切り離せないですね。 カポエリーニャの焙煎について、来週レポートすることに、たった! 今、決めました。お楽しみに!
そんなこんなで、サマンバイアとは又違った素晴らしいキャラクターのカポエリーニャのカッピングレポートでした。 今週は少し短めでしたね♪
そうそう、カポエリーニャ農園は販売していませんので、ご了承ください。
《ニコニコほのぼのワクワクな、
《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》
2002年4月14日 坂本・ウインディ・孝文
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