ハートバレンタイン・カフェとザンビア
さあ〜、2002年最初のスペシャルティ珈琲のデビューです♪今年も、どんどん、新しい魅力を紹介していきますよ〜!
まずは、季節柄・・・『ハートバレンタイン・カフェ』です。 じつは、プロのつぶやき119「素材の可能性」でお話しした、代官山のイルプルというフランス菓子屋さんに久しぶりに訪れて、その時のチョコレートを、ひょいっと口に入れた瞬間! あっと云う間にこのブレンドのイメージがピ・ピ〜ンとひらめきました。
チョコレートの香り、口溶け、なめらかな味わい・・・もう、それに合うスペシャルティ珈琲をどうするか? イメージすると、楽しくて笑っちゃいます。
ただ、実はネイミングで彷徨いました。 なんたって、バレンタインには辛い哀しい思い出しか浮かんでこない・・・そんなさびしい青春をすごした私ですから・・・。 まず、浮かんだのが「ブルーバレンタイン・カフェ」です。 僕の敬愛するイーチ大滝ナイアガラ氏の名曲「Blue
Valentine's Day」がまっさきに浮かぶのは、ちょっと我ながら哀しい性ですね♪
そこで、却下! して次は「スマイルバレンタイン・カフェ」です。 これなら、いいでしょ? そう思って、うちのご意見番のかみさんに「スマイルバレンタイン・カフェ」って決めたんだけど・・・。 即却下されちゃいました。
バレンタインなら「ハート」でしょ! その一言で、『ハートバレンタイン・カフェ』に決定!です。 恋いはハーァト♪ハァートで・・・♪そう〜ですよね?
おっと、味はですね、やさしくあまく・・・それだけじゃ大人は物足りない。 そこへザンビアのチョコレート、スパイシーな複雑で魅惑的な魅力をブレンドしました。 香りはミルクチョコレートが印象的です。 昨日はうちのかみさん、今日は高橋さんの奥さんに試飲してもらいましたが、さすがは女性は分かるようです。 にこっと笑顔で「チョコレート食べたくなるわね〜〜〜♪♪♪」イメージどおりの感想でした。
僕の願いは・・・バレンタインでひとつ?ふたつ?・・・たくさん?もらったチョコレートをもっともっと美味しくあじわってほしいな〜! そんなブレンドです。 だ・か・ら期間は少し長く、〜2/28迄です。
1500円/500gパック
1000円/250gパック(期間限定 〜2/28迄)
はい、そんな「ハートバレンタイン・カフェ」で、さっそく大活躍の『ザンビア』です。
「ザンビアはアフリカ内陸の熱帯の国で、広さはアメリカのテキサス州程あり、独自の文化、言語をもつ73もの部族がこの国で生活しています。アフリカ最大の湖タンガニーカ湖の最下部、ザンベジ側の源、壮観なビクトリア滝、アフリカ象を始めとする多種野生動物、そして広大な自然、様々なトピックがあります。」
「ザンビアにおけるコーヒー栽培は1980年代にスタートしました。 1985年にコーヒーの輸出が始まりました。生産量は1985年に330トン程度の少ない量でしたが、2000年には5,700トンにまで増加し、1000万ドルを稼ぎ出す程になっています。 コーヒーの生産コストは比較的低いのですが、同国は内陸に位置する為、輸出コストは高いのが現状です。 南アフリカの輸出港ダーバン迄の長い陸送手段はトラックです。」
「そのよう不利な条件下で素晴らしいコーヒーが生産されています。 力強いそして生き生きしたアロマ、かすかなスパイスを感じさせる風味、バランスのとれた風味、中庸な酸味とコク、そしてアフリカ特有の非常に特徴的で複雑な風味が欧米のコーヒーエキスパート達を魅了しています。 風味、甘味、綺麗な風味、赤ワインを思わせるような風味と心地良い酸味があります。 北欧への輸出が主でありましたが、近年アメリカや日本への輸出が増加しています。」
「ザンビアの殆どの生産地域は、標高1,200m以上です。 収穫時期は7月から10月迄となっています。 4500ヘクタールの生産地域のうち125ヘクタールは小規模農家です。 品種はブルボンもしくはブルボン系の交配種で、固く丸い青緑の生豆です。」
これが資料からの紹介文です。
まだ20年ほどの珈琲栽培の歴史ですが・・・最近はスペシャルティ珈琲の新星としてとても注目されています。
ほのかなチョコレートとスパイシーさ、やさしいスィートネス甘さがふっ・ふっ・と交互に押し寄せてて、他の産地には無い、ザンビア特有のキャラクター個性が素晴らしいです。
そんなザンビアの魅力をどう生かし切る焙煎をするか! チャレンジしました。 1回目の焙煎は・・・狙いとおりの進行で、よしよし♪ これは焙きやすい豆だなぁ〜!と思っていると・・・1はぜ(最初のパチパチ爆ぜる音がします。ここからローストの威力が発揮される過程で、香り、味の仕上げの大切な時です)からありゃりゃりゃ、焙煎スピードが遅くなってきました。 あぁ〜〜〜〜〜と思っても、どうにもならないし、まぁ許容範囲でしたので、火力調整をしながら焙煎を進めました。 そこからは上手く進んで・・・安心安心・・・最後は煎り止めです。 最初でしたので、きれいに焙けた時点でざぁ〜っと釜からだします。 う〜〜〜〜ん? 香りがもうひとつかな〜〜〜〜?
よし、これで検討がついた! すぐに2回目の焙煎です。 と思ってたら・・・火力を勘違いして・・・少し高めの温度でスタート・・・・そこからは順調でしたが・・・じょじょにスピードが早くなり・・・・1はぜからはイメージとおり・・・さっきよりもはっきりと心地よい香りが立ち上ってきます。 ロースティングポイントは3℃高くしました。
これが、カッピングしたら・・・香りはイメージとおり・・・ザンビア特有の複雑な香りと味わいが他の珈琲に無い煌めきを感じさせます。 しかし、残念ながら・・・かすかに焦げて苦いです。 もう! 悔しくて悔しくて。 すぐ3回目の焙煎に移りました・・・はい、バッチリです、お待ちしてます。
そんなザンビアは、(期間限定 〜2/28迄)です。
入荷したばかりの新鮮な《旬・瞬》ザンビアをどうぞ♪
1800円/500gパック
1200円/250gパック
2002年1月26日 坂本・ハート。・孝文
追伸・・・次回『122.ザンビアレポート』で、さらに詳しく
カッピングレポートをしています、ご覧下さい。
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