2001年最後の珈琲の旅・サッポロ

　あ〜っ！　札幌ラーメンも蟹もアイスクリームもジャガイモも・・・食べなかったし・・・時計台もすすきのもどこにも行かなかった・・・そんな充実した「2001年最後の珈琲の旅・サッポロ」でした。（へへ）

　丸山珈琲健ちゃんと羽田で待ち合わせて、札幌へひとっ飛び〜〜〜〜〜あっという間の初めての北海道・札幌でした。

　まずは、月寒のいわい珈琲へ顔をだします、バグ郷さんが予定とおり来てます。　しかし、札幌は大都会ですね〜、ビルビルビル車車車、地下鉄は広くて感じ良いし、おしゃれな娘も多いし♪　が、すぐに顔を冷たい風が吹き付けてきました。（冷たい）　いわい珈琲はそんな都会のちょっと横道に入った公園の近所にありました。　お店のスペースも広いし、岩井君はまだ２０代で元気いっぱい、お店も活気にあふれています。　我々仲間でもカッピングセンスの良さに定評がありますので、これから１年１年の伸びが期待できます。　いわいママは若くて可愛いですし・・・。

　次は、発寒の横井珈琲です。　ヴォアラの達ちゃんもすでに来てます。　こちらはちょっと町からはずれた住宅街、街路樹が北国してます。

　スタッフのなつさんるつさん横井ママも笑顔で迎えてくれました。　夜はみんなでイタリアンです。　おいしい前菜・パスタ・ビール・ワイン・その上大吟醸まで出てきました。　最後はデザートと横井珈琲を使ったエスプレッソです。　こんな話しをしているとたんなる宴会みたいですね？　でも、羽田からず〜〜〜〜〜っと珈琲の話しをしてるんです。

　素材のこと、カッピングのこと、焙煎、ブレンド・・・そして、翌日はさらにメンバーが揃ってのカッピング勉強会です。　ダニランディア、アルコ・イリス、そしてブレンド。　それらをみんなが持ち寄り、カッピングして、順番にコメントします。

　普段も電話やメールで意見交換していますが、やっぱり出来るだけ一緒にカッピングしないと、ズレの恐れがありますし、キャリアのよっても捉え方が違ってきます。　最近はブレンドについても随分と細かいところまでみんなの意見が飛び交うようになりました。　フレーバー、クリーンカップ、アシディティ、ボディ、フィニッシュ、スィートネス、バランス、、、コメントと点数を発表していきます。　半年前に比べても、みんなの評価が大きく違うことが随分と少なくなりました。　これが、共通の物差しになりますね！

　１２月には、ブラジルのカップオブエクセレンス、オークションがありますので、サンプルが届いたら、そんなトレーニングの効果がでるか？　楽しみです、ちょっと不安もありますが・・・。　しかし、グアテマラでもトップクオリティを数多く経験してきてますし、ひとつひとつが経験ですから、喜びのほうがはるかに勝っていますね。

　そんな合同自主トレを行いながら、僕の頭の中では、新しいブレンドのイメージがぐるぐるワクワクしてました。

　ひとつは、「特上ブレンド・冬2001」です。　これは開店当初からの定番人気ブレンドですが、内容は徐々に変わってきてます。（使っている生豆が変わってますから）　今年のブレンド内容の基本は決まっていますが、以前ならOKだったブレンドでも、今はもうひとつ頑張りたい、と思うようになりました。　そのイメージがぐるんぐるん回転してました。

　もうひとつは、さかもとこーひー初の「クリスマスブレンド」です。　これは今まで封印してきました。　もうひとつクリアーにイメージ出来なかったからです。　でも、ほんのそこまで！もう見えるくらい近くまで来てます。

　そう、昨日今日のカッピングで、札幌でのヒントをもとに、完成に向かっています。　明日も、仕上げのカッピングです。

　札幌の冷たい風が良かったのかな？　千葉の温暖な１１月では、どうも差し迫ってこなかったですね〜。　真冬の雰囲気に浸って、そんな外の寒さと部屋のほのぼのさにしっくりくるブレンドが掴めてきました。

　ということで、帰りの飛行機の出発１０分前にドキドキしながら間に合って、わずか１分２分でチョコレートとラーメンもお土産に買って帰った旅でした。　

　岩井君横井君そしておくさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました！

２００１年１１月２４日　坂本・アルコ・イリス・孝文