プロのつぶやき

    週間コーヒーコラム111

野尻湖の紅葉

踏み出した《さかもとこーひー&てぃー》への初めのいっ〜歩♪

 のんびり温暖なここ千葉でも、朝、店へでると10℃を下回る日があります。(うぅぅ〜〜、さ・ぶ・いぃ〜〜!) そんな秋がどんどん深まっていく先日、こんなに綺麗な紅葉が届きました。 最近、常連さんになった群馬のNさんがメールとともにプレゼントしてくれました。 千葉は大きな川も無く、大きな山も無い、のっぺらぼうな土地ですので、こういう景色はとても魅力的ですね〜! ほんと、錦のようです。

 野尻湖に向かう途中に撮ったそうです、あと他に「野尻湖」「白根山」なども送って下さいました。「昨日は、煌々と輝く満月で、深い闇とは違いましたが、これからの夜はまさに『ベラ・ノッテ』の世界になっていきます。 そんな夜、ベラ・ノッテをコートでも着て、外でしみじみと味わいながら、飲んでみたいと思っています。」あぁ〜! 羨ましい・・・僕のイメージを越える楽しみ方をしてもらって、ほんと、嬉しいです(へへ) そんなこんなで、たくさんのさかもとこーひー応援倶楽部のメンバーさんに恵まれ、珈琲の味方チームの仲間も出来て、スペシャルティな生豆も徐々に充実、カッピングも上達中・・・この業界に入って、27年、自営を始めて来年で20年・・・振り返ると気がとぉ〜〜〜くなって、戻ってくるのが、億劫になりますが・・・無心になってパッキングしていると、色々と考えてしまいます。(ん?それじゃ、無心とは云わない?)

 ご存じ? のように、僕はさかもとこーひーの前は紅茶の店をしていました。 そして、今も毎日の生活で紅茶を楽しんでいます。 しかし、さかもとこーひーに紅茶は売っていません。 でも、珈琲教室で紅茶の話しをすることもありますし、その場で紅茶を淹れることもあります。

  なんで、紅茶を売らないんだ!って時々云われます。 それは、封印していたんですね〜♪ コーヒーを兎に角売らないと生活できないし、珈琲屋が紅茶自慢しても仕方が無いし、それ以上にご来店が無い店なので、売れない、っていうのが一番の理由でした。

 お待たせしました! そろそろ解禁が近づいてきたようです♪  もう、店は手狭で、生豆の置くスペースも困っているし、宅配便の袋を置くスペースも手一杯、ひとりで動きやすい店は便利なんですが、ふたりさんにんだと動きようが無い・・・要するに移転しなけりゃいけなくなりました。 来年中には動きます。(まだ1年もあるの?・・・)

 話しは変わって、春にサンフランシスコのピーツコーヒー&ティーに行った時、その紅茶にかける情熱にも刺激を受けました。

 そう、僕もこの仕事を志したのは、コーヒーとか紅茶とか、そんな区別では無くて、その液体の美味しさ・魅力・そこにひろがるゆったりとした雰囲気・時間、そんなところから始まったんだ♪ 《さかもとこーひー&てぃー》えっ、もしかして、語呂も良いんじゃない?

 それから、その店名がず〜っと僕の片隅にいっつも居ます。 どうやら、スペシャルティコーヒーとの出会いで、コーヒーで多少納得のいくレベルが射程にはいったようです。 紅茶には焙煎がありませんから、カッピング能力さえあれば、スペシャルティな紅茶をお届けできそうです。

 ほんと!コーヒーも紅茶も魅力的なんですね〜♪ スペシャルティコーヒーに対するたくさんのご感想を頂いて、とても充実してますが、紅茶にも同じように魅力があるんだけどな〜♪ そんな思いも出てきてます。 心地よいフレーバー、豊かなボディ、爽やかなスィートネス、切れが良く長く続く余韻フィニッシュ、透明クリーンなカップ・・・ほんとおんなじですね〜。 違いはスペシャルティな紅茶はそれはそれは肌理の細かい渋み・タンニンが魅力です。 これは快感ですね。 一方コーヒーは、ローストの魅力であるまろやかなまろやかな苦みと甘みの一体感・・・それを際だたせるアシディティが魅力です。 これは快楽ですね。

 浮き浮き気分になってますが、こんなこと考えてました。  

 来週は「2001年珈琲の旅・札幌」にいってきま〜す。

2001年11月10日 坂本・こーひー&てぃー・孝文

 
Copy Right 1999 8
さかもとこーひー
メールはこちらから コラムの目次へ 先週のコラムへ 次のコラムへ トップページへ