週間コーヒーコラム107

coffee & cake

《カフェ ベラ・ノッテ》デビュー

 『カフェ ベラ・ノッテ』お陰様で、大好評のうちに11月いっぱいで、終了いたしました。 最高の素材と出会えて、ブレンドに燃えました。

 そして、12月からは『カフェ ベラ・ノッテ2』の登場です♪「ダニランディア」に代えて「アルコ・イリス」を使ったら、な・なんと!《アルコ・イリスの中煎りでの透明感》がピ・ピッタリはまりました。

 ちょっと、出来すぎ? という感じもありますが、まぁ、同じグアテマラのスペシャルティですから、相性が良くても不思議は無いですね!

 これから冬本番! という時期にグットタイミングでした。《美しい夜》というネイミングが効いてます。 アルコ・イリスが無くなったらお終いの《旬・瞬》コーヒーです。
(2001.12.1 坂本・ベラ・ノッテ・孝文)


 1993年の秋でしたから、そう、もう、8年も前になるんですね。《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》達郎のクリスマスシーズンに向けてのひとりアカペラとオーケストラをバックにしてのアルバムです。

 そのアルバムの2曲目に、『♪This is the night,it's a beautiful night〜♪』ではじまる綺麗な歌詞とメロディ・・・。それが『Bella Notte』 でした。 1955年僕の生まれた年のディズニー・アニメ映画『わんわん物語(Lady & The Tramp)』の挿入歌です。 子供の頃に見た思い出とスタンダードになっている名曲なので、度々聞いて、馴染んでましたが、達郎の見事な歌い上げで益々好きな1曲になりました。『Bella Notte』とは、イタリア語で『美しい夜』という意味だそうです。

 それから、毎年毎年、秋から冬にかけて繰り返し聞くうちに、あぁ、良いタイトルだな〜♪ と思い始めました。 いつか『Bella Notte』というブレンドをつくりたいな〜!

 秋から初冬にかけて澄んでいく空、輝きをます星、ピ〜ンと張りつめる冷気、深い闇・・・そんな『美しい夜』のイメージです。

 おぉ〜、今日はなんだか? 上品な文体ですね〜! 書いてて、少し違和感が出てきました。(ふふふふふ♪)

 『夜』のイメージのブレンドなら良いんですけど・・・『美しい』がついちゃうと、難しいですね〜! 深煎りのコーヒーを使うと夜にふさわしい感じになります。(もっとも、豆の色が黒っぽいですから、、、ははははは〜。)

 さぁ、そんな思いがず〜っと頭にありました。 特に夏が終わり、気持ちの良い秋が一瞬で過ぎていき、つるべ落としの夕陽を毎日見ていると、チラっチラっと浮かんできます。 でも・・・今まで、深煎りのブレンドはたくさんデビューしましたが・・・う〜ん『Bella Notte』じゃ〜無いんですね〜。

 深く円やかな味わい・・・甘い苦み・・・切れの良い後味・・・香りはやわらかく・さわやかで・・・ポイントは深煎りにひそむアシディティ♪  そう!《上質なアシディティ》とそれを生かし切る《深煎りのボディ・スィートネス》これが欲しかったんです。 あれ? もう分かりました?

 そうなんです、《ケニア・ンディミ》《グアテマラ・ダニランディア》のどちらが欠けても出来ないんですね〜。(ニコ♪ニコ♪) この二つのとびっきりのスペシャルティコーヒーには、最高の《アシディティ》と《ボディ》《スィートネス》があります。 そうなると、《フィニッシュ》の切れの良さ、《アフターフレーバー》の余韻の長さ、《クリーン》な印象、《バランス》の絶妙さ、《アロマ》の複雑さ・・・目指す世界が近づいてきそうです。(ドキドキ♪) そこに深い闇の美しさをイメージしたのが、《深煎りデルカゴ》です。

 そこで、毎日毎朝カッピングにつぐカッピング、ブレンドを色々試します。 よ〜し、これでやってみよう? こっちはどうだ? おっと最初のがよかったな! でも、こうしたらどうなる? ありゃりゃ、これはダメだ! 気分を変えてこうしたら? そんなこんなで、ようやく、はい、出来上がり! となりました。(結局、一番最初のブレンドが良かったんです(へへ))

ジャ〜ン♪
☆《2001年・秋冬》期間限定ブレンド、『カフェ ベラ・ノッテ』デビューです〜♪
1500円/500gパック
1000円/250gパック

・僕が最近特に意識している《旬》のコーヒーだと思ってます。 スペシャルティなブレンドになっているか? どうか? 是非、《2001年・秋冬》の期間限定ブレンドをお楽しみください。 お待ちしてます♪

では、また、来週!

2001年10月13日 坂本・ベラノッテ・孝文

 
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