週間コーヒーコラム105

2001年珈琲の旅 ふたたび・尾道

 9月は《カップオブエクセレンス グアテマラ》の《ローレル農園》と《ダニランディア》をお知らせしては、焙煎して、お届けして、その繰り返しで、あ・あっという間・でしたが、、、、前にも少し触れたと思いますが、9月1・2・3と尾道まで、行ってきました。

 前回は6月だったかな? 八丁堀めいぷるのよしなりちゃんとふたり旅でしたが、今回は北海道から鹿児島まで、珈琲の味方が勢揃い!しました。

 僕は、1日に大阪に寄り道して、リンツ珈琲さんで、ケニア談義、情報交換して、(ほんの1時間ほどしか寄れませんでした、、、残念!)尾道入りです。

 駅から、てくてく歩いて行っても、もう見慣れた地元気分です、その晩は北海道横井珈琲りきちゃん、岩井珈琲岩井君、鹿児島はヴォアラ珈琲の達ちゃん・・・まだいますが書き切れません。 それに郷さんとお仲間で、山んなかの山の中! インド料理やさんで、抜群のバランスのカレーや料理をひんやり冷たくてきれいな空気お月様といっしょに堪能し、帰ったら、バグママのおつまみとお酒の用意、、、、2日の夜もまたまたお世話かけて、朝は朝で、サラダやハムやたまごやパンや、もちろん珈琲はいっぱいあるし、、、こんな話しを書いてるとそれだけで終わってしまいますね。(ふふふふふ♪)感謝感謝!

 そこに翌日参加の山本さん、健ちゃん、繁ちゃん、もっともっといますよ〜、そうなんです、、、何が?、、、え〜っ、こんなに自営業ひまもおかねもあんまり無いメンバーがわざわざ集合したのは、なんか目的があるんですね〜!

 まぁ、せっかく、《ダニランディア》ゲットしたんだから記念ミーティング、って意味合いですが、ふだんはメールや電話でカッピングのあれこれ、素材のそれこれ、焙煎のなんだかんだ、交換してるんです。 勿論、サンプル豆もメール便宅急便で飛び交ってます。

 しかし、しかしですね、やはり同じカップを目の前にして、それを味わいながら、激論争論したいし、なかなか通じにくいニュアンスもあるんですね。

 《フレーバー》はすぐ消えてしまいますから、本当にやっかいです。個人差も大きいです、ひとによって感じやすい香り風味がありますね、得意なフレーバーがあると、そればかり印象に残って、他のフレーバーを見逃すこともありがちです。(チョコレートは分かりやすいようですね〜、フルーティはうちのお客様でも、感じる〜、よくわからない〜、メールがきます。)

 そんな、もやもや、隔靴掻痒、をみんなが感じていたんです。と、いうことで、尾道ミーティングになりました。

 《ダニランディア》の煎り止めの違いを比べたり、勿論カッピングしてです。 メンバーそれぞれが真剣にコメントを云います。 あるいは、ひとつのブレンドをさらにグレードアップするため、そこに何の豆を加えたら良いか、その割合は? そんなことをゲーム感覚で競ったりもしました。 まぁ、お遊びとも云えますが、けっこうひとりひとりの感覚センスがはっきりでますので、プレッシャーもあります。 それも一瞬で判断していきます。 楽しそうですか?(ふふふふふ♪) こんなコミニケーションをとりながら、なかなか手強いカッピングの技術・フレーバーやアシディティの物差しを共有していくことが、スペシャルティコーヒーのレベルアップに繋がれば良いな〜! なんて思います。

 僕らキャリア20年10年あるおじさんたちは、こんなことを昔からしたかったんですが、やっとそんな環境ができてきました。(ニコ♪ニコ♪)

 2日も3日も盛り上がって、少々疲れましたが、朝は早起きして、前から行きたかった浄土寺までお参り、最終日はあこがれの讃岐うどんめぐりをして、満足満足!

 で、次週はまた郷さんと一緒にイタリアの焙煎機の下調べでした。 うれしたのし珈琲三昧です。

では、また、来週!

2001年9月29日 坂本・カッピング・孝文

 
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