オークション4位グアテマラ・ローレル農園レポート
相も変わらずの、グアテマラお祭り状態です♪
さかもとこーひーはこの6年位、グアテマラを扱ってきませんでした。 と、云うことは、開店して2年ほどからグアテマラの無い豆売り店でした。 お客様からはグアテマラのご要望が強かったのですが、気に入るグアテマラが無いままに、3年4年〜6年と経ってしまいました。
それが、急転直下、グアテマラ・グアテマラと大騒ぎですから、いったい何なんでしょう?
で、今日は、《カップオブエクセレンス》 4位の《Los Laureles》のレポートです。 これは、ユニカフェさんが落としたもので、うちにも分けて頂きましたので、さっそく、テストロースト、カッピングしました。
- ドライ、粉の状態の香りです、静かな良さを感じます。 強い
- 華やかな香りでは無いですが、決して弱いわけでは無く、とても質の良いおだやか〜な心地よい香りです。 これを弱い香りと感じてしまうとこの《グアテマラ ローレル農園》の良さ・凄さを見落としそうです。
- 香りは強い印象的な良さもありますが、静かな穏やかなさりげない・・・しかし、気持ちの良い魅力的な良さの香りもあります。 僕はあまり詳しくありませんが、上質な香水のほんのりと、ふっ・ふっ・と時折香る良さにつうじるかもしれません。
- まぁ、そんなにさりげない香りでは無く(おいおい、じゃぁどっちなんだ?)通常のプレミアムコーヒーに比べて、しっかりとした香りなんですが、華やかなケニア・ンディミやとても豊かな香りのグアテマラ・ダニランディアに比べた場合です。
- フルーティさを最初に感じます、あれ〜、この甘い感じはなんだろう? キャラメルのような香りがします、続いてチョコレートですね。
- お湯を差しましょう、おぉぉ〜、ソフトです。 まろやかやわらか! しかし、ボディはしっかりあります、見事にクリーンですね。 フィニッシュ後味が切れよく、アシディティの快感がすぐに次の一口を誘っています。
- ダニランディアに比べて、さらに優しい柔らかさが特徴的ですね!
- ここで、オークション前のサンプルをカッピングした時の記録を見てみましょう。 スィートネス、フルーティ、ハニー、シロップ、と書いてます、その辺に特徴が出ていますね。 気になることは、ややフラット、と書いてあります。 この時はフラット平坦に感じたんですね。 しかし、今は全くフラットには思いません。 このソフトさをフラットとしてしまったようです。 ただ、点数は高得点になっているので、少々気になった程度でしょう。 なんていっても4位の豆です、国際審査員の方々は僕の感じ取れない良さを評価しているんでしょう。 ソフトさやデリケートさが印象的魅力的なのかもしれません。(もちろん、サンプルローストですから、難しさもあります)
- 飲み終わったあとも、本当に美味しさ、心地よさの余韻がながくいつまでも続きます。 さすが、カップオブエクセレンスの魅力ですね。 今月はダニランディアやローレル農園を毎日毎日飲んでますが、飲むほどに、飲むほどに、その素材の良さ・凄さを感じます。 ふところの深さとでも云いましょうか? 味にしても香りにしても、コク・奥行き・幅が違うんです。 やっぱり、コーヒーの最高峰を獲得した豆たちです。 比べては申し訳ないのですが、グアテマラ・ベル・カルモナと並べてカッピングすると、違いがはっきりしてしまいます。 ベル・カルモナだって今国内で我々が手に入れられる最高品質のグアテマラのひとつなんですが、カップオブエクセレンスはちがいますね〜!
そんな、グアテマラ ローレル農園でした。 では、資料をご紹介しましょう♪
☆《Los Laureles》
- Huehuetenango (ウエウエテナンゴ)地方
- Caturra(カツーラ)種
- 穏やかな気候と起伏に富んだグアテマラ西部の山岳地帯にあります。 農園の70haはCuchumatanes山脈の麓に位置します。 コーヒーは、4,500ft(1,371m)〜5,500ft(1,676m)の間で栽培されています。 農園の20%は木々で覆われ、コーヒーの木にとってのシェードツリーとなっています。 その農園が持つ2つの水源は、1日中豊富に水を供給しています。 この農園の木の品種は、マラゴジッペ、ブルボン、パーチェであります。 粘土質土壌、年間降雨量160cm〜200cm、平均温度23.3℃のさわやかな温度、自然のシェードツリーにより、これらの木々は高品質なコーヒーを生み出しています。 ここで採れる全てのコーヒーは農園のウェットミルで処理されています。 Cuchumatanes山脈のへりにあるこの農園の位置が、良い外観と一定した成熟度でコーヒーが育つのを助けています。
と、いうことで、急激にグアテマラのトップクオリティが身近になって、ニコ♪ニコ♪状態の報告でした。
では、また、来週!
2001年9月16日 坂本・ローレル・孝文
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