ヴィクトリア ケーキ
●エピソード、、、イギリスの代表的な家庭菓子です。
正式には「ヴィクトリアサンドイッチケーキ」というそうです。
本来は薄く2枚焼いてジャムをぬり、重ねるようですが、セルクルで焼いて半分に切り作りました。バターケーキにジャムをはさむだけですので、バターとジャムの美味しさがポイントです。
ジャムは濃い味のほうが生地に負けないで美味しく出来ます。
メレンゲを作らないで全卵で混ぜますから、さらに簡単なお菓子です。
この生地を基本にして、型を変えたりナッツやドライフルーツ、スパイス等でアレンジしても楽しいお菓子になります。マーブルケーキにしても美味です。
●材料、、、、〔21cm セルクル1台分〕
(1)無塩バター、、、、170g
グラニュー糖、、、170g
全卵、、、、、、 3ケ
(2)薄力粉、、、、、、170g
ベーキングパウダー、、10g(小匙2杯)
(一緒に1回ふるう)
(3)牛乳、、、、、、、100cc
(4)ブラックカラント ジャム、、、150g
(5)粉糖、、、、、、、適宜
●温度、、、、180℃ 20分
180℃ 20分(アルミホイル)
●手順、、、、(A)セルクルは内側に手でバターをたっぷりと塗り強力粉をふって、底はわら半紙かオーブンシートを敷き、冷蔵庫で冷やします。オーブンは焼き始めより高い200℃で予熱します。(1)のバターは室温で柔らかくしておきます。
(B)ホイッパーでバターとグラニュー糖を擂るようによく混ぜます。白っぽくなったら全卵を1ケずつ入れてさらに混ぜます。
(C)3ケ混ぜたら、(3)の牛乳を少しずつ入れながらさらに混ぜます。
(D)最後に(3)のふるった粉を3、4回にわけゴムベラで軽くあわせます。
(E)型に入れてならします。(流し込めるほどは柔らかくありません。)
(F)オーブンに入れて、180℃で20分焼き、半回転してアルミホイルをかぶせ、180℃で20分焼きます。 焼きあがりは写真のようにしっかりと色がつくぐらいです。
オーブンによって温度は調節して下さい。
(G)室温に冷めたら、冷蔵庫で1、2時間冷やします。写真のケーキは3段に切ってますが、難しいので半分に切ってジャムを塗る方が失敗無くできると思います。(真ん中より少し上で半分にするとバランス良く仕上がります。)
(H)最後に粉砂糖をふって出来あがりです。
●ポイント、、、味の濃い美味しいジャムがポイントです。
ただ混ぜて行くだけですので、特に難しい点はありませんが、半分に切る時に注意してください。2cm位 の角棒を使うと均一に切れます。
●食べ頃、、、、常温でも少し冷やしても美味しい。冷凍保存も可。当日か翌日が食べごろです。
●良く合う飲み物、、、たっぷりのカフェオーレ、煮だしミルクティーが最高に美味しい。
コーヒーなら浅煎りから深煎りまでよく合うと思います。
イギリスのお菓子ですからもちろん紅茶もグッドです。
バターが多いので紅茶を濃い目に淹れると美味しさが増します。(ミルクティーでどうぞ)
●みんなの感想と人気度、そして私の評価他、、、これもまず簡単なのが好評です。
家庭菓子のほのぼのとした美味しさが魅力的です。
バターと卵、牛乳の基本の材料の良さにジャムの香りと酸味がアクセントになってます。
珍しい物はなにも使っていませんが、ひとつひとつの品質が落ちると美味しさのかけらも無い色あせたお菓子になってしまいます。
大地の豊かな実りを素朴で魅力的なお菓子に仕立て上げたイギリスの良さがいっぱいの美味しさです。
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