スーパー ショートケーキ
●エピソード
我家の次男が命名しました。買ってきたものは「ショートケーキ」 家で作ったのは「スーパーショートケーキ」です。
単なる苺のショートケーキですが、スポンジはきめ荒く、生クリームは純乳脂肪、シロップをきちんと打ち、スライスしたスポンジの内側と底側を返します。それだけで口に入れるとすっと消えて、クリームと苺の美味しさと香りだけが残ります。
面倒でしたら、市販のスポンジを使って仕上げても一味違うショートケーキの出来あがりです。
●材料、、、スポンジケーキ(共立て)〔21cm
セルクル 1台分〕
(1)全卵、、、、、3ケ
上白糖、、、、75g
(2)薄力粉、、、、80g(1回篩う)
(3)無塩バター、、20g(湯煎)
仕上げ
(1)スポンジ、、、、1枚
(2)生クリーム、、、400cc(純乳脂肪)
牛乳、、、、、、30〜50cc
(3)グラニュー糖、、40g
(4)苺、、、、、、、1パック
(5)シュガーシロップ、、40cc(又は60cc)
キルシュワッサー、、20cc
●温度、、、190℃ 16分
●手順、、、、〈スポンジケーキ、共立て〉
(A)セルクルは内側に手でバターをたっぷりと塗り強力粉をふって、底はわら半紙かオーブンシートを敷き、冷蔵庫で冷やします。
オーブンは焼き始めより高い200℃で予熱します。
(B)湯煎で溶かしバターを用意しておきます。
(C)(1)の全卵をハンドミキサーで軽く混ぜ、上白糖を加え、ボールの下にお湯をあてながら泡立てます。
人肌に温まったらお湯をはずしてさらに泡立てます。
白っぽくなり、線を描ける位までしっかり泡立てます。
(D)篩った粉(1回で充分)を入れ、ゴムベラで下からすくうように1回毎にボールを少しずつ回しながら軽く混ぜる。きちんと混ぜますが、多少のダマは気にしないでください。
少しくらい粉が残っていても構いません。
(E)溶かしバターをヘラに受けながら入れ、粉と同じように軽く混ぜる。
(F)セルクルに移しオーブンで190℃16分焼く。温度、時間は調節してください。スポンジのふちが微かにちじむ位しっかり焼いて下さい。(スポンジは皆さんの慣れた焼き方でも結構です。粉の分量を少なめにして、しっかり焼き、だまを気にしないで、きめが荒いのがポイントです。)
〈仕上げ〉
(A)生クリームをボールの下に氷をあててホイップします。
乳脂肪が45%位のクリームは牛乳を30〜50cc入れて少し軽い味にしてます。お好みでお試し下さい。
(B)グラニュー糖をややとろみがついてから入れます。始めから入れると甘味がのっぺりする感じです。気分の問題ですので最初から入れても構いません。
(C)苺を飾りの分を残してスライスします。大きめのは3等分に、小さめは2つに切ります。
市販のケーキによくある紙っぺらのような薄い苺や、逆に1ケ丸ごとで良く目立つように入れてあるのは感心しません。
薄いのは味が無いですし、丸ごとは苺ばかりが口のなかで残ってしまいます。
スポンジとクリームと苺が一体となった美味しさに惹かれます。その為にはきめの荒いスポンジが大きな役割をします。
(D)スポンジを切ります。
表面をスライスして、真ん中で半分にスライスします。
そして、真ん中の面を底にくるよう反転して置きます。
底の面は焼けて固くなっています。固い面が舌に最初に触れるので美味しさにとても影響があります。固い面は内側にしてシロップをたっぷり打つと気にならなくなります。
(E)シロップは水に対して80〜100%の量の砂糖を入れて沸騰させ冷まします。
大人向けにはキリュシュワッサーを加えています。入れなくても構いません。スポンジの内側両面と表面にたっぷりと塗って下さい。
(F)あとは、クリームを塗り、苺をびっしり詰めて自由に飾り付けてください。
●ポイント、、、スポンジは必要なだけ膨らめば良いので、あまりふくらませようと思わないこと、きめの細かい美味しさもありますが、ここでは私の得意のきめの荒い美味しさを楽しんで下さい。
粉の多いきめの細かいスポンジでシロップを打たないべたついた ホイップクリームのケーキと対極の美味しさです。
●食べ頃、、、冷蔵庫で2,3時間置いた位、2日位は大丈夫です。
●良く合う飲み物、、、深煎りコーヒー、中煎りコーヒー、紅茶となんでも美味しい。
●みんなの感想と人気度、そして私の評価他、、、お店でも家でも、大人から子どもまで一番好き嫌いなく人気のお菓子です。
ケーキの基本的な魅力いっぱいなのに、あまりにも形だけの魅力の無いショートケーキがいかに多いか!ひとつひとつの素材の良さ、味のバランス、食べごろ、等を大切に作れば思わず笑顔いっぱいになる素晴らしいお菓子です。
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