優勝は誰だ!珈琲屋MLブルボン選手権
ドロドロドロドロ、、、、これじゃ、お化けだ。
ドドドドドドドド!(ドラムロール!)
「では、集計が出来たので、第1回珈琲屋MLブルボン選手権の順位を発表します。優勝は、、、、、、」
え〜っ、そんな感じで盛り上がったのは、八丁堀めいぷるさんで行なわれた、札幌いわい珈琲の岩井君が、なんと! 土曜日の夜着、日曜日の夜発の飛行機で跳んで来るのを記念してのミーティングです。(2/4)
珈琲屋MLのメンバーのうち11人15品の珈琲をブラインドでテイスティングして、点数をつけ、順位を決めます。
全く同じ国連プロジェクトのブラジルブルボン「リメイラ農園」を各自焙煎(焙煎度は自由)し郵送、当日参加の8人がテイスティングしました。 中煎りは11品、深煎りは4品。 抽出はめいぷる関口さんが普段どおりにペーパードリップで、45g500cc。
判断基準は、「コーヒー・カップテイスターのハンドブック」を参考に、計6種類の項目に分け、
◎(すごく良い)を3点
○(良い)を2点
△(普通)を1点
(良くない)を0点とし
合計点数が18点になります。
スペシャリティコーヒーということで、「風味の素晴らしさと印象度を評価するスペシャリティコーヒーに適用される方式」に順じました。
第1回なので、各個人の基準にばらつきますが、あくまでも試験的な初めの1歩ですから、各個人が印象的に感じた、魅力的だった、その感覚を大切にしよう! と、これで行きました。
色々な豆で試すうちに、段々と基準が揃ってくるかもしれないですし、また、それじゃぁ詰らないと、毎回実験して基準をわざと変えていくのも面白そうです。
別にこのコンテストで賞金や名誉が手にはいるわけじゃないし、学校や公的な試験でもありませんから、不公平が多少あっても問題ありません。 主旨は普段比較されることの無い自分達の珈琲を世間の風に当てて、もっともっと珈琲の味方になって、可能性を見付けよう! 唯我独尊を避けよう! 個人事業で孤独な作業が多いなか、ワクワクどきどき楽しもう! 順位が低かったら思いっきり悔しがってエネルギーにしよう!(メンバーの名誉の為に、、、8名全員が揃ってコメントしたのは、レベルが思ったよりも高くて、これはちょっと?と云うような珈琲はありませんでした。もっとも珈琲の魅力に憑かれて、毎晩情報交換している濃すぎるメンバーばかりなので、当たり前と言えば当たり前です) そんな試みです。
項目は、
- フラグランス(粉の状態での香り)
- アロマ(液体の香り)
- ノーズ(口から鼻に抜ける香り)
- テイスト(味)
- アフター・テイスト
- ボディー(コク)
以上です。
中煎りから順不同で4品3品、そして休憩、残りの4品が終わったら、深煎り4品。
まず、粉に挽いて各自香りをみて、回しました。 で、抽出したカップを2)〜6)まで、どんどん判断していきます。
この作業は楽しいのですが、かなりの集中力を要求されるため、疲れます。 特にこの業界に長くないメンバーは珈琲珈琲珈琲の連続、しかも、点数コメントを記入しながら、次から次とくる珈琲を判断するので、みるみる顔が紅潮して、疲労が出てきます。
僕は2年ほど、毎月ワインセミナーでブラインドテイストを、生徒になって、恥じをかきながら続けていますので、あきらかにみんなよりも、記入が早かったですね。 でも、内容とは別問題です。
一番役に立ったのは、焙煎して参加、それを自分がテイスティングする、これですね。 非常に勉強になります。 終わったあとの、トータルの評価と自分が付けた評価を比べると、いろいろなものが見えてきました。 実は自分の珈琲の評価をあまり高く付けてません。 これは他のメンバーにも云えました。 自分が高い評価をした珈琲のタイプや特徴にこれからのヒントがたくさんありそうです。
そして、同じ生豆を違うメンバー、違う焙煎機、で焙煎してますから、普段の自分の環境(焙煎機、焙煎技術、センス、感覚、好み、、、、)で出てくる味や香りに無いものやニュアンスに触れられます。 これは大きいですね!
おお〜っ、長くなりました。 僕やみんなのコメント、そして楽しみな優勝者は次回に持ち越しです。 いつも、済みません!
え〜っ、午前中は真新しいめいぷるさんのローヤル直火5キロ釜で、僕が焙煎しながら、みんなが「あ〜だ、こ〜だ」してました。 これは楽しいですね。
同じ焙煎をみても、発する言葉や見るポイントに個性が出てきます。 独立予備軍は目を爛々と輝かせていました。
岩井君が帰った夜は居酒屋でまたまた飲んで食べて珈琲の話し話し、で夜は更けていきました。
では、来週、、、。 2001年2月17日
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