クリームダウンの魅力
アイスティー用の紅茶を発売したので…朝焙煎終わって、次にするのが…アイスコーヒーとアイスティーを淹れることになりました。アイスコーヒーは、スプラッシュカフェを使い、30gで500ccのカフェプレスで淹れてます。それを別の容器に氷を準備して、オンザロック式で急冷し、出来上がりです。土曜日はお出かけ前に来店される常連さんがお昼過ぎまでに集中するので…昨日は午前中に3回淹れました。(お店に来られた常連さんが、試飲して紅茶を買われるのは分かりますが…ネットでのご注文も頂き、紅茶が売れるんだなぁーと喜んだ一週間でした。)
お客様にアイスコーヒー向けのこーひーを聞かれると…スプラッシュカフェと茜ブレンドをお勧めしています。スプラッシュカフェは…夏向けに切れの良い後味をイメージしていますので…アイスコーヒーにしても、さらにミルクを入れてラテにしても、切れよく爽やかな後味です。真夏にベタつく味わいのアイスコーヒーは困ったもんですからね。茜ブレンドは…円やかなコクが特徴ですので、アイスコーヒーにしてもその円やかさとコクがあるので水っぽくならず、茜ブレンド好きの常連さんに好評です。どちらもホットでもアイスでも楽しめるので便利です。
で、アイスティーですが…少し分かりづらいかもしれませんが…上の写真は…一番手前がプレーンのアイスティーです。ミルク無しできれいな水色(すいしょく)と軽めの味わいのアイスティーです。
真ん中は…濁っているのが分かるでしょうか。ミルクを入れる前の、濃く淹れた紅茶を急冷し、タンニン等の成分によってクリームダウンと言われる白濁した状態です。
一番奥が、その白濁したアイスティーにたっぷりのミルクを入れたもので…この薄い茶色のミルクティー色をキャンブリックと言っています。(「キャンブリック」というのは、亜麻色のことからきていて、亜麻の薄い茶色とミルクティーの色が似ているのでそう表現されているようです。)
このように、白濁するほど濃く淹れて、発酵によって出来る紅茶の良質な渋みや深い味わいとコクに、たっぷりのミルクが出会い…長年イギリス人がミルクティー、ミルクティーと親しんできた(勿論、僕やうちのかみさんも長年惹かれた)紅茶の魅力になります。
30年程前にスリランカの紅茶園を巡りましたが…リプトンのテイスティングルームで、ずら〜っと何十と並んだテイスティングカップにはミルクが入っていました。ミルクティー用のテイスティングをするということで、ミルクを入れて準備していたのでした。言われてみれば当たり前のことなんでしょうが、その時は妙に感心したのを覚えています。
余談ですが、そのミルク入りのテイスティングに倣い…こーひーでも、チョコレートやお菓子とひと口食べ、その味が残っている内にカッピングするということもしています。通常のカッピングでは、食事の後1時間位は時間を置いて口や舌の状態を整えますが…フードペアリングの相性を観る時にはわざとチョコレート等と一緒にカッピングしています。
ミルクティーの話しになると、いつも思うのが…昔、35年程前の喫茶店やコーヒー専門店です。あの頃、ミルクティーを頼むと、小さなピッチャーに入ったコーヒー用のクリーム(クリームならまだましですが、植物性の白い液体?)が付いてきました。今はどうなんでしょう。その影響が思ったより大きいんですね。
ミルクティーに牛乳を入れるのは普通になってきたようですが、その量が少ないことが多いです。コーヒーのクリームの感覚の量です。もう紅茶が冷める程たっぷり(淹れたての紅茶はとっても熱いので火傷しますので、常温の牛乳を冷めるほどたっぷり入れてちょうど良い位です)最低30cc、たっぷり40cc50cc位は入れるんです。
で、そうなると…薄い紅茶ではミルクに負けてしまいますから…豊かなコクと味わい、良質な渋みを持った紅茶をしっかりと淹れることが前提になります。勿論、低品質な渋みや雑味のある汚れた味わいでは、爽やかな魅力の紅茶にはなりません。この辺はコーヒーと一緒で、きれいな味わいが基本になります。そこに、香りや渋み、味わいの様々なキャラクターがあると楽しみやお好みが広がると思います。(もうひとつ、紅茶の淹れ方で…僕は時間がきたら、スプーンで軽くひとまぜします。これで、茶葉のまわりににじんでいた色や香り、味わいが一気に広がります。紅茶の専門家で、これをしないよう指導していることがあります。もう、ぼやけた味わいにしかなりません。そのような紅茶では僕が魅力を感じているミルクティーとは全く別のものになります。)
紅茶の魅力は発酵による香りや渋みコク味わいですが、これだけ赤ワインがひろまり、渋みや味わいや香りと料理の組み合わせの楽しみが親しまれているのに…紅茶が渋みの無い、分かり易い香りや希少性が売りの紅茶だったり、50gでとっても高いパックだったりで、紅茶の魅力の可能性が生かされていないと思ってます。
紅茶の話しになると、どんどん怒ってきて、哀しくなりますが、うちの常連さんには、さかもとこーひーの紅茶の魅力を伝えていこうと思ってます。
【キャンブリックティー】
僕自身19の時から紅茶の魅力に取り付かれ、21の時に神田神保町のティーハウスタカノに入り、紅茶にどっぷりつかるようになりました。その時に一番衝撃的だったのが「キャンブリックティー」というアイスミルクティーでした。
アイスティーは、通常濁りの無いきれいな色合いを出せると上手な淹れ方とされていましたが…それでは味わいの薄い(良く言えばさっぱりした)ものにしかなりません。で、その「キャンブリックティー」は、茶葉をたっぷり使い、抽出も時間をかけてしっかり淹れ、氷で急冷すると一瞬でクリームダウンという白濁するほど濃く淹れ、そこにたっぷりのミルクと隠し味のハチミツを入れました。
その発想の素晴らしさ、出来上がったアイスミルクティーの豊かで切れが良く爽やかな魅力に驚きました。夏は勿論、冬でもかなり出る人気の紅茶で、その後独立したテ・カーマリーでも変らず人気でした。
その魅力を、今の僕の感覚でブレンドし、お届けします。(勿論、レモンやその他プレーンのアイスティーにも使える茶葉です。)「キャンブリック」というのは、亜麻色のことからきていて、亜麻の薄い茶色とミルクティーの色が似ているのでそう表現されているようです。
1260円/100g
【シナモンティー】
こちらは、キャンブリックティー用のお茶にシナモンスティックを砕いて混ぜています。これは、テ・カーマリーの時に、キャンブリックティーにシナモンの香りを加え、爽やかな甘さのアイスティーにしていました。その時は一杯一杯、シナモンスティックを砕いて淹れていましたが、家庭で気軽に淹れられるように、あらかじめブレンドしました。あの頃良くテニスをしていましたが、夏には、シナモンティーやミントティーのキャンブリックティーをまとめてつくり、持っていったのを思い出します。テニス仲間に大好評でした。シナモンスティックでかき混ぜただけのシナモンティーとは別物です。ひと口ひと口飲む毎に心地よく漂う紅茶とシナモンの香りをお楽しみください。(ミルクを入れても、プレーンでも楽しめます。)
1260円/100g
【ミントティー】
こちらは、その頃(25年位前)ハーブをたくさん庭で育てはじめ、特にミントはスペアーミント、クールミント、ペパーミント、アップルミント、ベルガモットミント、あとは何があったか?手に入るだけ育て、毎朝摘んで店でミントティーとして使っていました。
フレッシュを使う時には、クールミントに少しドライのミントを加えると、フレッシュだけの時にある少しの青臭さがやわらぎ、ミントの爽快感が格別でした。その魅力を手軽に楽しめるようドライのミントを少し砕いてブレンドしました。この砕き具合もポイントなんです。パァ〜っと香りが広がります。(ミルクを入れても、プレーンでも楽しめます。)
1260円/100g
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6月のさかもとこーひー人気のセットのご紹介です。お楽しみください。(手さげギフト袋、小1-2個用、大3-4個用、無料))
【6月のニコニコ♪250gお得パック】
3月に発売していらい安定した人気で(特に、お店に来られる常連さんに贔屓にしていただいています)、今のところ順調にさかもとこーひーの定番人気ブレンドへ向かって育っています。柔らかで優しい口当たりのあと、マンデリン特有の心地よいマウスフィールと香りが余韻に感じられると思います。お楽しみください。
《★モクレン」》1050円/250g(税込み)
【新・トレジャーズセット】250g×3袋
さかもとこーひーのお宝コーヒーセットです。常連さんにリクエストに応えて、3袋セットにリニューアルしました、お楽しみください。
《★ブラジル・レクレイヨ農園》
《★ブラジル・バハラス》
《★タンザニア》
4000円(税込み)
【《旬・瞬》カフェCセット】250g×3袋
さかもとこーひー人気一番のセットです。2008年初夏の3つをセットにしました。毎月さかもとこーひーの一番人気のセットです。お楽しみください。
《★スプラッシュカフェ》
《★茜ブレンド》
《★ブラジル・バハラス》
3000円(税込み)
【定番Bセット】250g×3袋
定番深煎りこーひー2つに、《旬・瞬》な深煎りこーひー1つの組み合わせで、毎月内容を変えていきます。
《★茜ブレンド》
《★栞カフェ》
《★ノスタルジア》
2800円(税込み)
【四季のセット】250g×2袋
じょじょにファンが増えている「四季のセット」です。
《★ブラジルCOE・ベラビスタ農園》
《★ブラジル・レクレイヨ》
3150円(税込み
【深煎りセット】250g×2袋
深煎り好きの常連さん向けに用意したセットです。いい感じの苦味系好きな方のお好みにドンピシャ!深煎りセットにそれぞれのお好みをプラスして、そんなご注文からみなさんのお好みがとっても良く伝わってきます。
《★ブラジルCOE・ベラビスタ農園》
《★スプラッシュカフェ》
3000円(税込み)
【ジョイセット】100g×5袋
お陰さまでご好評頂いてすっかり定着したジョイセット春爛漫バージョンです。さかもとこーひーの何がお好みか判らない方やギフトで先方のお好みが判らない等、迷った時にこの「ジョイセット」を選ばれることも多いようです。
「うちは量はそれほど飲めないんだけども、色々なこーひーを楽しみたいのね。それで、いつも何を頼もうか悩んでしまうの!」…そんな声を今迄たくさん頂いてきました。[いい感じの苦味系]と[軽やか系]に分けて、それぞれのお好みに合うよう新しいこーひーを毎月出して、セットにしてきましたが…でも、全部頼もうとすると量が多くなってしまう…そんなみなさんの声にお応えします。
その時の《旬・瞬》なお勧めこーひー100gを5種類、セットにしました。(手さげギフト袋(小1-2個用、大3-4個用、無料))
《★ブラジルCOE・ベラビスタ農園》
《★ブラジル・レクレイヨ》
《★スプラッシュカフェ》
《★ブラジル・バハラス》
《★タンザニア》
3150円(税込み)
・・・はじめてのさかもとこーひー(通販専用)・・・
【はじめてのAセット】250g×2袋
さかもとこーひーはじめての方向けのセットです。「welcome to マイリビング」は、さかもとこーひー入門編のブレンドとしてイメージしました。滑らかな口当たりで苦味や酸味が苦手な方でも親しみ易いと思います。深煎りエルサルバドルをメインに四季によってアクセントの豆を代えていきます。さかもとこーひーの完熟豆特有の爽やかな香り、円やかで甘い味わいをお楽しみください。そして、もうひとつはその月最高の豆を加えてセットにします。親しみ易い「welcome to マイリビング」とその月最高の豆の組み合わせでお楽しみください。
《★ブラジルCOEベラビスタ農園》
《★welcome to マイリビング》
2800円(税込み、送料、代金引き換え手数料・無料、さかもとこーひー初めての方限定、ギフトはご遠慮ください。)
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では、また・・・。
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*要注意!…さかもとこーひーのコツは…
[挽きは細かく]
[粉の量は少なく]…です!
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手さげラッピング
(大3〜4個用、小1〜2個用、無料)がご好評です。
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【毎月お届けコース】
お届けの量やご予算、お好み等お知らせください。勿論セットでも大丈夫です。セットにプラスしても大丈夫です。価格、送料等は通常のお届けと同じです。(最初はメールでご相談してください)
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いつでも♪《3000円以上(コーヒー)で送料無料!》
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《【代金引換】手数料無料!》
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クール便(冷蔵、210円)ご希望の方は、連絡欄でお申し付けください。
【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】
【お願い】
冷凍保存した豆や粉を取り出したら、何よりも直ぐに!!袋を元の冷凍庫に戻してください。
冷凍、解凍の繰り返しは劣化を早めます。ジッパー付き袋をその為に使っています。
(豆は2週間以内でしたら、常温保存をお勧めします。粉は必ず冷凍保存をお願いします。)
《コーヒーはフルーツだ!》
2009年6月14日 坂本・丁寧な暮らし・孝文
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