週刊こーひーコラム「プロのつぶやき」


No.811【日本スターバックス物語を読んで疑問が…。】

*9/21(月)22(火)と連休頂きます、ご不便おかけします。

6時に店を閉めて外にでると暗くなりはじめています…毎年、昨日まで夏だったのに一気に日暮れが早まりもうすぐ秋というあっけない感じが好きです。

還暦になり人生も日暮れになってきましたが…今日の午後は中学の同窓会があって参加してきます。15歳の少年少女だったのにあっという間にみんな60歳です。まぁ、店をしているので、こーひー買いにきてくれている友達はしょっちゅう顔を合わせていますが…40年45年ぶりに会う人もいるでしょう。

そんなこんなで…5月にでていたのに知らなくて…今週取り寄せた「日本スターバックス物語」早川書房、梅本龍夫著を読みました。

「1956年東京生まれ、スターバックスコーヒージャパン立ち上げプロジェクト総責任者2005年退社。日本進出プロジェクトを率いた著者が語る日本上陸を成功させた舞台裏」と説明があります。

日本のコーヒーではじめて美味しいと思ったのは40年位前の銀座カフェドランブルさんだったのは何度も書いています。そして、農産物として理想的なスペシャルティコーヒーを知り最初に出会ったのがスターバックスとピーツコーヒーでした。

バークレイのピーツコーヒーの工場に行った後、シアトルのスターバックス1号店にも行きました。スターバックスはピーツコーヒーに憧れた若者がスタートし…その後ハワードシュルツがカフェにして世界的に拡大してきたので…ビーンズショップの僕としてはカフェのチェーンになる前のコーヒー&スパイス&ティーとしてのビーンズショップに興味があったのです。

で、日本にスターバックスが進出して…外から見ているとどんどん拡大してきたイメージですが…まぁ、そうは簡単では無く、舞台裏でのあれこれを一気に読みました。

この本にも書かれていますが…スターバックスの日本進出準備段階から日本のコーヒー業界関係者は否定的な意見ばかりだったようです。スタバの前にもドイツ等から進出してきたチェーン店がありましたし、スタバの後にも欧米からたくさん進出してきています。が、500店1000店規模に成長したのはスタバだけです。

その辺をスタバを呼んだサザビーがアフタヌーンティーを経営したからだと思っていました。それは客層が同じで、紅茶とコーヒーという商品だけが違うからなんです。客層が同じということはお客さんのことを良く分かっているということです。お客さんのこと分かっていないと満足してもらえる店作りが難しいでしょう。さらに、スタッフのみなさんもスタバとアフタヌーンティーで似ています。お客さんとスタッフのことを知っているのは強いです。

商社や飲食でも単価の高い高級な店、あるいは全く畑違いの会社等々は…数百円と単価が低くて客数が必要でしかも商品やサービスにクオリティの高さを求められ、数字にはあらわれないセンスも求められる業種を500店1000店のチェーン化する意味を分かっていない感じですね。

大きな会社が力づくで拡大できる業種じゃ無いんですね。特にBtoCの個人向けの商売はお金を払うお客さんがそっぽ向いたらどんなに大きな会社でも落ちてしまいます。最近でもファーストフードやら居酒屋やら他にもたくさんあります。原因が分析されていますが…お客さんが財布を開かないだけです…特に女性、主婦のみなさんのそっぽの向き方は凄いです。

で、業界から伝わってくる声は…スタバはコーヒー屋じゃなくて牛乳屋かといったようなものでした。ラテが人気だからでしょう。でも、スタバはサードプレイスを売っていてコーヒー売っているわけじゃ無いのに…業界は何も分かっていない、これじゃダメだと情けなくなったものでした。この本の中でも、コーヒービジネスではなくてピープルビジネスだと書かれています。

ただ、スタバとアフタヌーンティーの違いが書かれていてとっても興味深かったんです。アフタヌーンティーは月に1回とか多くても週に1回の来店…スタバは毎日とか多い時は一日に何回も来店するようなスタイルだそうです。なので、店を出す場所もチェーン化のポテンシャルも違うんですね…なるほどでした。

1000店舗の目標が最初からあったようで…その辺に激烈な成長意欲を感じますね。最初のビーンズショップだったらそんな規模にはなりませんから…カフェでのチェーン化を目ざしたのでしょう。

あとは禁煙のことや、拡大していく裏側でのバタバタ、フード等のあれこれ、大きくなってから外部から呼んだコンサルの方々の分析だけでは上手くいかなかった話し等、とっても面白く読みました。

僕のところにはビーンズショップやカフェの開業相談がありますが…好きなコーヒーで食べて行くためのネタがたくさんありました…個人店は個人店で地域に親しまれ長く続けられるツボがより見えて来ました。

さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。

 

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*グループでのご注文の際は、人数をお知らせください。
 メニュー小分け袋等、人数分同封いたします。

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【選べるSセット】(税抜き表示になりました。)

1000円/250g〜の豆3袋以上で、セット価格、1000円/250gになります。 (同じ豆でもOK、各250g)
オークションこーひー等1800円/250g〜の豆は、「1000円+500円」になります、お楽しみください。

グループでのご注文の際は、人数をお知らせください。メニュー等、人数分同封いたします。ギフトにもご利用しやすいと思います。手さげ袋ギフトラッピング(小1〜2個用、大3〜4個用、無料)もご利用ください。分かりにくい点ご質問等ありましたら、お気軽にお尋ねください。

《ケニア・キイ》
《深煎りコスタリカ》
《グアテマラ・アゾテァ》
《ブラジル・モンテクリスト》
《ペーパームーン》

他1000円/250g〜の豆から選べます。

 

【トレジャーズセット】250g×3袋

さかもとこーひーのお宝コーヒーセットです。お楽しみください。

《ケニア・キイ》
《アニバーサリー2015》
《ボリビア・アルベルト》

4000円(税抜き)

 

【《旬・瞬》Cセット】250g×3袋

毎月さかもとこーひーの一番人気のセットです。お楽しみください。

《グアテマラ・アゾテァ》
《ブラジル・モンテクリスト》
《ペーパームーン》

3000円(税抜き)

 

【深煎り定番Bセット】250g×3袋

深煎り定番こーひーと、《旬・瞬》な深煎りこーひーの組み合わせで、毎月内容を変えていきます。

《深煎りコスタリカ》
《夏の空》
《深煎りコロンビア》

3000円(税抜き)

 

【ジョイセット】100g×5袋

お陰さまでご好評頂いてすっかり定着したジョイセットです。さかもとこーひーの何がお好みか判らない方やギフトで先方のお好みが判らない等、迷った時にこの「ジョイセット」を選ばれることも多いようです。

「うちは量はそれほど飲めないんだけども、色々なこーひーを楽しみたいのね。それで、いつも何を頼もうか悩んでしまうの!」…そんな声を今迄たくさん頂いてきました。[いい感じの苦味系]と[軽やか系]に分けて、それぞれのお好みに合うよう新しいこーひーを毎月出して、セットにしてきましたが…でも、全部頼もうとすると量が多くなってしまう…そんなみなさんの声にお応えします。

その時の《旬・瞬》なお勧めこーひー100gを5種類、セットにしました。(手さげギフト袋(小1-2個用、大3-4個用、無料))

《ケニア・キイ》
《グアテマラ・アゾテァ》
《ブラジル・モンテクリスト》
《ペーパームーン》
《ボリビア・アルベルト》

3000円(税抜き)


 

・・・はじめてのさかもとこーひー(通販専用)・・・

【はじめてのAセット】100g×5袋

さかもとこーひーはじめての方向けのセットです。その月の最高峰、お勧めこーひーをはじめての方限定のお試しセットにしています、お楽しみください。

《ケニア・キイ》
《グアテマラ・アゾテァ》
《ブラジル・モンテクリスト》
《ペーパームーン》
《ボリビア・アルベルト》

2500円(税抜き、送料・無料、さかもとこーひー初めての方限定、ギフトはご遠慮ください。通販専用です。)


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では、また・・・。

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*要注意!…さかもとこーひーのコツは…
[挽きは細かく]
[粉の量は少なく]…です!
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手さげ袋ギフトラッピング
(大2〜4個用、小1個用、無料)がご好評です。
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【毎月お届けコース】

・お届けの量やご予算、お好み等お知らせください。勿論セットでも大丈夫です。セットにプラスしても大丈夫です。価格、送料等は通常のお届けと同じです。(最初はメールでご相談してください)
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いつでも♪《3500円以上(コーヒー)で送料無料!》(2013年1月から)
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【代金引換払い】ご希望の方はお知らせください。
4000円以上、代引き手数料無料
4000円未満、代引き手数料200円
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クール便(冷蔵、200円)ご希望の方は、連絡欄でお申し付けください。

【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】

【お願い】
冷凍保存した豆や粉を取り出したら、何よりも直ぐに!!袋を元の冷凍庫に戻してください。
冷凍、解凍の繰り返しは劣化を早めます。ジッパー付き袋をその為に使っています。
(豆は2週間以内でしたら、常温保存をお勧めします。粉は必ず冷凍保存をお願いします。)

《コーヒーはフルーツだ!》

2015年9月6日 坂本・丁寧な暮らし・孝文