中学校でコーヒー教室
『スペシャルティコーヒー、って知ってますか?』『シ〜〜ン』そんな質問からスタートしました。7/2(金)の午前中、久しぶりの学校でのコーヒー教室です。30人ちかくのお母さん方が集まってくださりました。前回は去年、我が母校でだったと思います、今回はお隣の中学校、うちのかみさんの母校です。
持っていったコーヒーは《カショエイラ農園》と《サマンバイア・ナチュラル》・・・自己紹介したり、みなさんに質問したりしながら・・・コーヒーの生豆を見てもらい、焙き豆と比べ、挽いた粉の香りを嗅いでもらいます。
『この中で、コーヒー飲めない方いますか〜?』・・・コーヒー教室なのに、コーヒー飲めない?・・・でも必ず30人位集まると、一人くらいはいます。カフェインが体質的に合わない方もいますが・・・胃にもたれたり、気持ち悪くなったり、古くなって酸化したりしたコーヒーの為ですね。
その辺から、《コーヒーは生鮮食品である》こと・・・《コーヒーはフルーツだ!》ってことに進みます。コーヒーの花の写真や真っ赤に熟した実の写真を見てもらい・・・フルーツと一緒で、熟し具合が大切なこと、その熟した豆だけを摘む大変さ、その後の精選工程の選別の大切さ・・・徐々にスペシャルティコーヒーのクラフト精神をお話しします。(最近は《コーヒーはフルーツだ!》を前面に出しています。僕にとっては当たり前のことでも・・・世間では「コーヒー」と「フルーツ」は結びつかないのが現実ですね)
30分位話すと・・・喉も乾いてきますからコーヒーを淹れます。今回はカフェプレスを1500ccが2つ、1000ccが1つ用意しました。カフェプレスだと20人30人分でも簡単ですね。カフェプレスで淹れたコーヒーなんてはじめての方ばかり・・・それでも何の抵抗も無く召し上がってくれました。流石にフレーバーの細かい表現までは難しいですが・・・口当たりの良さ、余韻の甘さ、香りの良さ、素直に美味しいと感じてもらえたようです。
学校の行事ですので、コーヒーに詳しい方は少ないです。コーヒーと云えばインスタントという方も多いです、うちの常連さんじゃないですから当たり前ですね。ペーパードリップで淹れてる方が1/3位、コーヒーメーカーが1/3位の感じでした。豆で買っている方は少ないです、スーパーで粉を買うのが普通ですね。質問で多いのは『水について』『保存について』『淹れたあとの粉の使い道』・・・等々は必ずある質問です。
水によって確かに違いはでますよね。でも、コーヒーに無い香りや味わいは水を変えても出ませんね。まず、コーヒーを選ぶこと・・・豆で買うこと・・・。今回健康についてはあまり出ませんでした、良いことですね。健康はバランスですから・・・生活全体を考えないと、何かひとつで健康になるなんて信じられません。
人気は最初に淹れた《カショエイラ農園》のほうがありましたね。《サマンバイア・ナチュラル》は甘さを感じる人と苦さを感じる人に別れたようです。(うちの常連さん達から普段頂くご感想メールの感覚の豊かさ鋭さに慣れてしまいがちですが・・・改めてよいお客様に恵まれている幸せを感じました)
シュークリームとコーヒーでしばらくにぎやかな時間が過ぎていきます。今回は一時間半と通常よりも30分短いので・・・少し簡略化した内容ですが、それでも最後には必ず伝えることがあります。コーヒーに関わっていると南北問題を避けては通れないこと・・・コーヒー産地の貧困問題・・・相場が低迷していること・・・公衆衛生や子供の教育問題のこと・・・市場に評価されるスペシャルティコーヒーの生産によって、好循環を目指したいこと・・・何故ダイレクトインポートにチャレンジしているか・・・カップオブエクセレンス・プログラム、インターネットオークションの可能性・・・フェアープライスについて・・・搾取になってはいけないこと・・・コーヒーはフルーツだ!・・・。
最近回数は減っていますが、こういった活動の大切さを改めて感じた一日でした。
では、また・・・。
【何を買ったら良いのか?お勧めは?その他ご質問等お気軽にメールしてください、お待ちしてます。】
《ニコニコほのぼのワクワクな、
《旬・瞬》珈琲をお届けしています♪》 2004年7月3日 坂本・コーヒーはフルーツだ!・孝文
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